妊婦さんがインフルエンザに感染!ママや胎児にどう影響するの?

妊婦さん <妊娠から産後まで>
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冬は心配な感染症が多く発生する時期です。妊娠中に病気は当然避けたいですが、毎年冬に猛威を振るうのが、感染力が高い感染症の代表格「インフルエンザ」です。

 

しっかり日常生活では予防を心がけなくてはいけませんが、100%避けることも難しい事。妊娠中にインフルエンザに感染してしまったらどんな影響があるのでしょうか?

 

  • 妊婦さんへの影響
  • お腹の胎児への影響
  • インフルエンザに感染しないためにしたいこと

この妊娠中のインフルエンザ感染に関して気になる3点について見ていきたいと思います。?

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妊婦さんへのインフルエンザの影響

妊娠するということは、女性の体にとって、とても負担がかかっています。きちんと産婦人科の定期検診をうけていて順調に妊娠生活を送っていても、ママの体は妊娠していない時とは違い、免疫力や抵抗力は落ちています。

 

特に妊娠初期におこる「つわり」がひどい人はきちんと食事を取れていなかったり、しんどくて家にこもりがちになっているときはさらに体力も低下。妊娠中は、いつもより「免疫力」も「抵抗力」も「体力」も落ちている状況なのです。

 

そんな状況の妊婦さんがインフルエンザに感染したらどうなるのか??

 

妊婦さんは、重症化する確率が高いのです。

 

妊娠中のインフルエンザの一番の影響は、重症化してしまう事だと言えます。肺炎を起こしたり、早産を引き起こしたりする場合があるので、感染してしまったらかならず早目に受診をし、適切な処置を行うことが一番重要なことです。

 

「インフルエンザは普通の風邪と違うから注意しましょう!」こんな注意を聞くことはありませんか?インフルエンザの症状としては風邪がひどくなったような感覚ですが、インフルエンザは合併症を起こしやすく、風邪とは別物だということをしっかりと頭に入れておきましょう。

風邪とインフルエンザの違い

  • 原因ウイルスが違う
  • 感染力が違う
  • 症状の重さが違う
  • 検査で確定できる

 

まず高熱がでたら、インフルエンザを疑ってください。「これくらい大丈夫・・きっと普通の風邪かなんかに決まってる・・!」そんな考えは禁物。妊娠中は特に、インフルエンザは普通の風邪とは違う!という意識を強く持っておくことが大切です。

 

妊娠中は自分自身の体を守ることが、お腹の赤ちゃんを守ることにつながります。このことを意識していつも考えておくようにしましょう。

 

続いて、インフルエンザに感染してしまった場合の、お腹の赤ちゃんへの影響もすごく心配ですよね。次はお腹の赤ちゃんへの影響があるのかについてお話しします。

 

お腹の赤ちゃんの影響

インフルエンザは高熱もでるし、お薬もきつそう。・・妊娠中のママにとって一番心配なのがこれから生まれてくるお腹の赤ちゃんへの影響だと思います。赤ちゃんに危険はないのか?病気を持って生まれてしまわないか??流産も心配・・。ママはいろいろ考えてしまいます。

 

現在、妊娠中にインフルエンザにかかること自体は

お腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことはないとされています。

 

ママがインフルエンザに感染したからといって、赤ちゃんがインフルエンザに感染することもありません。赤ちゃんに影響は与えないよう胎盤が守ってくれることがほとんどです。(※風疹など一部のウイルスは別で、影響を与える場合もあります。)

 

妊婦さんがインフルエンザに感染し、治療のための抗インフルエンザ薬についても、胎児になんらかの影響があったという報告は現時点ではないという事です。

 

ただ、インフルエンザによる直接の影響が胎児にあるわけではないとはいえ、早産や流産を引き起こす可能性が高いことが報告されていますし、高熱により体内環境が悪くなり、他の病気がおこる可能性はあります。

 

もしインフルエンザにかかってしまったら、赤ちゃんのためにも早めの受診をし、しっかりと休んで、医師の指示通りに治療を行いましょう。

インフルエンザの胎児への影響

  • お腹の赤ちゃんに影響はないとされている
  • 胎児はインフルエンザに感染しない
  • インフルエンザの薬も影響がないとされている
  • 早産や流産の可能性もあることは忘れないこと

インフルエンザに感染しないために

妊婦さんのインフルエンザは胎児に直接の影響はないとはいえ、絶対に感染は避けたいものです。ならないことが一番の安全。そのためにはどうしたらよいのでしょうか?日常生活に気をつけておきたい点をまとめました。できることは、取り入れていきましょう。

 

予防接種

妊娠中のインフルエンザの予防接種についてもしてもいいのか??気になるところではありますが、現在日本産婦人科学会で妊婦さんへのインフルエンザワクチンは、安全性と有効性があると発表されています。

 

インフルエンザワクチンは、卵アレルギーを持っている方は避けるよう指導されますが、妊婦さんも受けた方がよいという見解です。

 

妊婦さんへのワクチンについてはいろんな意見がありますので、受けるかどうかは自分自身で判断をしなければいけませんが、よいと判断できるのであれば流行前に接種をしておきましょう。

http://chishikiso.net/infulyobou/
インフルエンザ予防について、予防接種の事とその他できることを詳しく解説しています!

不要な外出はさける!

人が多い場所への外出はできるだけ控えましょう。妊娠中は抵抗力が下がっているので、病気ももらいやすい状態です。

 

とはいえ、気分的にお出かけしたい時もありますよね。そんな時は時間帯を工夫するなど、できるだけ空いてる時間を狙ってください。

 

マスクをしよう!

お出かけする時は、時間帯などを考慮すると同時にマスクを着用しましょう。感染を防ぐのにとても有効です。

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基本の手洗いうがいをしっかり!

手洗い・うがいを徹底しましょう。自分だけではなく、家族みんなで徹底して行うようにしてください!

 

感染予防の基本です。クセになるように毎日行いましょう!

 

湿度を保つ

冬は乾燥しがち。喉の粘膜が弱くなり、感染しやすい状態になってしまいます。部屋の湿度を50%〜60%に保つようにしましょう。

 

・・・・・・・

基本的なことばかりですが、どれもとても大切なこと。インフルエンザにかからないように、実践するようにしてくださいね。

編集後記

症状が重いインフルエンザ。症状はかなりきつくしんどいのに、妊娠中にかかるとさらに考えることがたくさんあって、本当に心配だと思います。

 

まずは、第一に予防。もしも感染してしまったら早めに受診し、お医者さんと治療方針を相談の上しっかり休んで治してくださいね。

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