織姫と彦星の物語、大人になって読み返すと会えない理由が結構シビア

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織姫と彦星の物語、私が子どもの頃、七夕の笹飾りを作りながら聞いた記憶があります。

会いたいのに会えない。恋する二人・・みたいな。で、大人になって子供に説明するため読み返してみたら・・「あれ、これ会えない理由、結構シビアな話やん」とツッコんでしまいました(笑)

今回は織姫と彦星の物語そのものと、大人になったからこそ気づいた会えない理由のシビアさ、そして天文学的に見た2人の距離まで、七夕の物語の気づきをまとめてご紹介します。

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織姫と彦星の物語

まずは物語からどうぞ・・

▼▼

「天の川」のほとりに、織姫というお姫様が住んでいました。織姫はそれはそれは美しい織物をつくります。

織姫のお父さんである天の神様も、織姫の織物をとても喜んでいました。

天の神様は、機織りばかりする織姫に結婚相手を見つけようとしているちょうどそのとき、「天の川」の向こう側に住む彦星という牛使いと出会いました。

彦星の働きぶりをみた天の神様は、織姫の結婚相手にピッタリだと考え、織姫と彦星を会わせることにします。

この2人はお互いに一目惚れし、すごく仲のいい夫婦になりました。

仲が良いのはとても良いことなのですが、織姫は機織りをやめてしまい、彦星は一生懸命仕事をしないようになってしまいました。

その様子をみた天の神様は思いました。

「二人がいくら仲良く幸せだとしても、仕事をしないのはいけない。」

このままではいけないと、織姫と彦星を「天の川」の西側と東側に引き離し、会えないようにしてしまいました。

天の川はとても広く、会うどころか様子もわからないし、姿を見ることさえできません。

天の神様は二人が仕事をしないことを怒って離れ離れにしましたが、会えなくなることで二人は泣くばかりで、やはり仕事をしようとはしません。

織姫は泣いて織物をつくらない。
彦星は牛の世話をしない。

困り果てた天の神様は、二人が前のように働くことを約束したら、年に一度だけ会うことを許したのです。

年に一度会えることになった二人は、一生懸命働き始めました。

一年に一度会える日、それが7月7日なのです。

この7月7日には天の川にカササギという鳥がたくさんきて、織姫と彦星のために橋を作ってくれます。橋をお互いに渡り、橋の上で一年に一度の再会を果たすのです。

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大人になって気づいた「結構シビアな話」

どうでした?なんとなくは聞いていた話でしたが、引き離された理由・・改めて読み返してみて、一番引っかかったのはここです。

織姫と彦星が引き離された理由は、「仲が良すぎて、仕事をしなくなったから」。

まず、仲が良すぎて仕事しないって、「毎日何してるねん!」っていうツッコミ入れたくなりました。

そして恋愛も結婚も悪いことじゃないのに、それに夢中になって役割を放棄した二人にたいして、問答無用で引き離す。

子供の頃のかるーいお話では「二人が会えなくてかわいそうな話」としか思っていなかったのですが、親になった今読むと、「天の神様、めちゃ厳しいやん」「織姫と彦星、仲良くなったら仕事せーへんってダメダメやん」と思ってしまいました。笑

しかも一度引き離されても、二人は仕事をする気になれず、ただ泣くだけ。

そこまでになるまでに、天の神様も、彦星も、織姫も、どうにかできなかったんか?もう少し考えて、将来を想像するなりできひんかったんか?とか親的に色々考えてしまいました。

天の神様は見捨てず、「ちゃんと働くなら年に一度だけ会わせる」という妥協案を出してくれています。まあそうなる前になんとかならんかったんかい!ってもう一度突っ込みたくなりますが、最終的には優しい話?というか、「年に一度会えるかどうかの美しい話」になるのですが、そこに至るまでの過程は結構思うことがあります。

子供に話すときはこのシビアな部分まで突っ込んで話しませんが、大人になって読み返すと、実はこういう話だったんだって気づきは面白いと思います。

実は織姫と彦星、恋人じゃなくて夫婦です

もう一つ、調べていて「あ、そうなんや」と思ったのがこれです。

織姫と彦星は、物語の中ではすでに結婚していて、夫婦という設定です。「年に一度しか会えない恋人」というイメージを持っていましたが、正確には夫婦です。

会えないのは恋人同士のすれ違いではなく、夫婦が仕事を怠けたことへの天罰。そう考えると、ロマンチックな七夕のイメージが少しだけ変わってくる気がします。

夫婦でそこまで仲良し・・いいですね笑

会えない理由を天文学的に見ると

ここからは、物語ではなく天文学の話です。

織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルという星に対応していて、この2つの星に、はくちょう座のデネブを加えたものが、夏の星空に見える「夏の大三角形」です。

天の川の西側にあるベガが織姫、東側にあるアルタイルが彦星。天の川を挟んで対岸に位置しています。

ベガとアルタイルは、地球からの距離だけでも約25光年と約17光年。2つの星の間の距離は約14光年も離れているそうです。

光のスピードで進んでも14年かかる距離なので、実は年に一度どころか、一生のうちに会えるかどうかも怪しいレベルです。

ちなみに天の川自体は、私たちが住む天の川銀河を内側から見た姿で、2000億個とも4000億個とも言われる星の集まりです。

そしてベガとアルタイルの距離はすごい距離でした。よくみるイラストではすぐそこにかかっている橋くらいの想像ですが、14光年って想像もできないすごい距離です。

途方もない数の星の中の、たった2つの星にまつわる物語が、何千年も語り継がれているというのも、なんだかやっぱりロマンチックな話だなと思います。会えなくなった理由はシビアですけど(笑)

まとめ

織姫と彦星の物語、実際に子供に話すときはシンプルに「年に一度だけ会える日が七夕なんだよ」というところまでで十分だと思います。わが家でも子供たちが小さかった頃は、笹飾りを作りながらそんな話をしていました。

でも、自分で読み返してみると、シビアな教訓があったり、夫婦だったという事実があったり、星座として見ると気が遠くなる距離だったり、知れば知るほど面白い話でした。

こういう視点で物語をみていくのも面白いですよねー!

もし七夕の笹飾りをする機会があれば、子供にはシンプルな話を、自分の中ではちょっとシビアな裏側も楽しんでみてください。

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