子供が小学生から中学生に進級すると同時に、お小遣い制度を始めるご家庭は多いですよね。あなたも、お子さんにお小遣いをあげようとしている、または金額アップを考えているのではないでしょうか?
お小遣い制度は子供にとっては嬉しいものですが、親にとっては「いくらあげたらいいの?」とか「どのように渡せばいいの?」みたいな悩みが付きものだと思います。
そこで今回は、お小遣いを世の中学生が平均していくらもらっているのか、そして何に使っているのか使い道と、金額を決めるときのポイントをまとめてみました。
我が家のお小遣い制度を決める上での参考にしてみてくださいね。
お小遣い、中学生の平均はいくら?
中学生は全体の約半数がお小遣いをもらっているというデータがありますが、その平均金額は一体いくらなのでしょうか。親にとっては、子供にどのくらいのお小遣いを渡すのが妥当なのか気になるところですよね。
TesTeeLab.による調査では、1000円以上3000円未満が大多数(56.6%)を占めていて、次に多いのが500円~1000円(18.4%)だということが分かりました。
この結果を見ると中学生のお小遣い事情は、約75%が3000円未満のようですね。
3000円~5000円もらっている中学生は、全体の17.1%ほど、5000円~7000円の層は7.9%とやはり少数派でした。
このデータからお小遣いが5000円程度の中学生は、全体の25%を占めていることが分かります。4人に一人は5000円ほどのお小遣いをもらっているみたいですね。
この結果、中学生のお小遣いとして多いと思うか?少ないと思うか?は人それぞれですが、私の場合、子供が中学生になるにあたってお小遣い制度を本格化させた時に選んだ金額は1000円でした。
小学生の間は「学年×100円」と言う話も聞きますが、中学生になり友達との付き合い方がちょっと変わったことで、中学一年で700円ではなく1000円というように子供と相談の上、決めました。
ちょうど上記のアンケード結果の多数派に当てはまる金額になっているので、同じような家庭も多いんだとちょっと安心感もありました・・が、お小遣いの金額の決め方としては、本人の使い道を知ることが重要な部分です。
次にポイントをまとめます!
お小遣い・中学生の使い道。 金額を決めるときのポイントとは?
中学生になると小学生の頃とは違って交友関係が広くなるためお金が必要な場面が増えます。これは中学生になった子供を見て、本当にそう感じました。
中学生のお金の使い道が分かれば、我が子に合ったお小遣い金額が設定できるかもしれません。
以下、中学生のお小遣いの使い道をまとめてみました。
お小遣いを中学生はどんな風に使ってる?
- お菓子や外食
- 友達との遊び(レジャースポット)
- 好きな芸能人のグッズ
- 文房具
- ゲームや漫画
- 化粧品
- アクセサリー
- 貯金
使い道の傾向的には、男の子はゲームや漫画などの遊び道具にお金をかけることが多く、女の子は化粧品やアクセサリーなどのおしゃれにお金をかけるようです。
男女共通して言えることは、友達とレジャースポットへ出かけたり、カフェやファミレスで外食したりして、交際費にお金を使うことが多いということでした。
それ以外にもお小遣いを貯金しているという中学生も多く、3人に一人は、何か欲しいものができた時のためにお小遣いを貯めているようです。
もちろん、使い道を知ることで欲しい分・使う分を十分にあげるという意味ではありません。中学生としてふさわしい金額を設定するヒントにしましょう。そして
- 本人が責任を持ってやりくりできる金額
- 楽しみにも使えるお小遣い額
- 足りないからもっと欲しいと言わせない金額
であることが重要です。
お手伝いによる変動制のお小遣いはどう?
お小遣いは固定制という場合も多いですが、毎月決まった額のお小遣いを渡さずに、お手伝いの有無によってお小遣いの金額を変えているご家庭もあるようですね。
お風呂洗い1回につき20円、トイレ掃除1回につき30円、という具合に、子供がどれくらい家庭に貢献したかによって毎月のお小遣いが変わる制度を設けているみたいです。
このお小遣い変動制ですが、私はあまりオススメしません。なぜなら、家庭のために家事を手伝うのは、家族の一員として当たり前のことだからです。
そして、「お金がもらえるからお手伝いをする」という習慣が身についてしまうと、報酬が発生しなければお手伝いをしないという悪癖も一緒に育てることになってしまいます。
自分の仕事量に見合った報酬を渡すことは、サラリーマンの給料制に似ていて、ある種の社会勉強になるのでは?という意見もあり、その考えも一理あるとは思います。
しかし、社会人としてのルールを知る前に、まずは健全な金銭感覚を身につける方が先です。
その金銭感覚を身につけるために必要なのが、毎月決まった額のお小遣い制度です。お小遣いを毎月同じ金額でもらうようになると、子供の金銭面での計画性が育つため、健全な金銭感覚を養うことに繋がります。
お手伝いの有無でお小遣いの額が変わる方式は、確かにメリットもありますが、私はデメリットの方が多いように感じます。
変動制でお小遣いを渡したいなら、毎月の固定額をベースにしてその上で、難易度の高いお手伝いをしてくれた時にお小遣いを渡すようにするとベストなのではないでしょうか。
まとめ
中学生の子供にお小遣いをいくら渡すのか、そしてどのように渡すのか、親にとっては悩みどころだと思います。
家計の状況やお子さんの性格を踏まえた上で、ベストな金額と方法を設定できるかどうかは親の腕次第です。
お子さんの成長を後押しする形でお小遣いを渡すことができたら、親子にとって良い結果が生まれるのではないでしょうか。