我が子の乳歯がグラグラしてきたときは、「ああ、成長しているんだな」と感じるものです。だんだんグラグラが激しくなってきて、「ヒャー!抜けそう!」と見ているこっちがハラハラするのも、子育ての楽しい思い出の一つです。
かわいい乳歯が抜けた時は感動もひとしお。で、その小さな乳歯、どうしていますか?多くの親御さんは思い出として保存したいと考えるのではないでしょうか。私も乳歯が抜けたら「保存派」です!
この記事では、抜けた乳歯をきれいに保存するための方法や、おすすめの保存ケース、さらに初めての歯が抜けた時のお祝いアイデアまでご紹介します。
乳歯が抜けたらどうする?保存方法と下準備
抜けた乳歯を保存する前に、まず大切なのは「洗浄」です。
抜けたばかりの乳歯には血液やタンパク質が付着していることがあり、そのまま保存すると変色や臭いの原因になります。きちんと洗浄して、清潔に保存しましょう!
乳歯の洗浄・消毒方法3選
1. オキシドールでの消毒
- オキシドールを乳歯が浸かる程度カップに入れる
- 一晩ほど浸けておく
- 取り出した後、歯ブラシで優しくブラッシングする
- 自然乾燥させて完了
※必ず完全に乾燥させてから保存しましょう!
2. キッチンハイターでの消毒
- 少し薄めたキッチンハイターに乳歯を浸ける
- 30分ほど浸けた後、流水でしっかり洗い流す
- よく乾燥させてから保存
※私は普段からキッチンハイターを使っているため、この方法を愛用しています!家にある人にはお手軽!
3. 熱湯消毒
- 特別な道具が不要で手軽にできる方法です!
- 鍋等に熱湯を入れ、乳歯を20分以上浸しておきます。
- 取り出して自然乾燥させる
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さて、どの方法で抜けた乳歯を洗浄しますか?
どの消毒方法も、最後にしっかり乾燥させることが大切です。
湿ったまま保存すると、カビが生えたり変色したりする可能性がありますので注意してくださいね!
洗浄したら、次はどう保存するかを考えましょう。
ジップロックや、お家で余ったケースとかで工夫して保存してももちろんいいですが、専用のケースも売られています。こちらを使うと、より特別感がでますよ。
おすすめの乳歯保存ケース
全ての歯を保存できるタイプから、一部を保存するものまで、いくつかのタイプがあります。
すべての乳歯を場所ごとに保存するタイプ
歯の形に合わせて乳歯を収納できる歯型タイプのケースです。どの歯がどこから抜けたものか分かりやすく保存できます。
- 上下の歯型に対応した場所に乳歯をはめ込むタイプ
- 抜けた歯の位置がひと目でわかる
- 全20本の乳歯を整理整頓して保存できる
日付や記録が書けるタイプ
- 歯の位置を指定せず、抜けた順に並べて保存できる
- 日付や出来事を記入できるスペースがあるものも
- 成長の記録としても楽しめる
数本だけ保存するコンパクトタイプ
すべての乳歯を、場所や日付も把握して保存するのは大変…という方にぴったりのコンパクトケースもあります。
- 初めて抜けた歯だけを特別に保存
- 前歯など目立つ歯だけを保存
- 小さいケースで場所を取らず保管できる
私の場合ですが、初めての頃はどう保存しようか悩んでたんですが、そのうち全部を洗浄して、その都度保存ケースに正確に入れるというのが手間になって来てしまい、すべての歯を保存するのを諦めたタイプです・・。
でも、数本だけと決めると、抜けた乳歯を処分するのは寂しいと感じてもくるんですよね・・。
そんな時は一番初めに抜けた歯だけ、とか前歯だけ、とか保存ルールを決めると「この歯は残す、この歯は残さない」という判断がしやすくなります。
初めて歯が抜けたらお祝いしよう
子どもの歯が初めて抜けるのは、成長の大きな節目ですよね。私の子どもは大きくなりましたが、今でも抜けた頃を思い出すと懐かしさを感じます。
特別な思い出にするためのアイデアをいくつか紹介しますね!
歯の妖精「トゥースフェアリー」
欧米では「トゥースフェアリー」という伝統があります。枕の下に抜けた歯を置いておくと、夜中に歯の妖精がやってきてお金やプレゼントと交換してくれるというもの。
- 枕元に抜けた歯と一緒に手紙を置く
- 朝、歯がなくなり小さなプレゼントが置いてある
- 歯の妖精からの手紙を添えるとより喜ばれる
サンタさんみたいな感じでとっても夢がありますね!
記念写真を撮る
写真で思い出に残すのがお手軽でおすすめ!
- 抜けた歯を見せて笑顔の写真
- 「初めての歯が抜けた日」と日付を書いた紙と一緒に撮影
- アルバムやSNSに残しておくと良い思い出に
次に紹介するお食事やデザートとともに、撮影しましょう!
お祝いの食事やデザート
- 柔らかいものや、歯がなくても食べやすいメニュー
- 特別なデザートでお祝い
- 「歯が抜けたおめでとう」メッセージ入りのケーキ
お誕生日の時のように、歯が抜けたメッセージをつけてケーキでお祝いすると、写真も映えます!!
乳歯保存の意外なメリット
乳歯を保存する主な理由は思い出作り。
ですが、近年は医学的な観点からも注目されているようで、抜いた歯を有効利用する、こんなものを見つけました。
通常「乳歯の抜け方」は根っこの部分が溶かされて吸収され、ほぼ根が無くなった時点で大人の歯に押され、抜けます。
成長段階の自然に抜け落ちた歯は歯髄部分がほぼない状態なので、自然に抜けた歯は使える可能性はほぼなく「抜いた歯」が対象となります。
しかしこのような歯髄バンクの存在を知っているかどうかで、抜け落ちることを待つのではなく、抜くという選択をすることができるかもしれません。
私は子どもが小さい時、自然に抜けるのを待たず「抜く」のは違和感があるし、費用もかかる!そう思っていました。
しかしこのような方法があるとわかり、もし今歯が抜ける頃の子育てをしているのなら、場合によっては乳歯を抜いて保存することを考えるかも・・と感じました。
医学の発展により、将来的には乳歯の保存が一般的になるかもしれません。
乳歯が抜けたらどうする?まとめ
成長を感じる、子どもの歯のグラグラ!子育て中において、大切な瞬間です。
書いてくれた絵を置いておくように、抜けた乳歯も素敵な思い出として残しておきたいものです。子どもの小さな一歩一歩が、かけがえのない宝物に。
乳歯が抜けたら・・
- 抜けた場所を確認
- 消毒をする
- 保存ケースにいれる
- お祝いする!
洗浄方法は簡単だし、専用ケースもお手頃価格で手に入りやすくなっています。成長の記録として乳歯保存を始めてみましょう!