大切な土鍋にひび割れ発見!修復できる?それとも育てる?!見極め方

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土鍋のひび割れ <生活・雑学>
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冬の食卓の人気者!な鍋料理。

ひとり鍋も良し、友達とのワイワイ鍋も良し、家族そろっての団らん鍋と、どんなシーンにも重宝する献立です。

たくさんお野菜もとれ、心も体もほっこり癒されますよね。そんな時に使う土鍋、どんなものを使っていますか?

何度も使うものだし、しょっちゅう買い換えるものでもないからと、「一生モノ」感覚で土鍋を購入する人が増えているとか。

しかし、使っているうちにその大切な一生物の土鍋がひび割れているのを発見!とうことになるとかなりショックです。

この記事では、土鍋のひび割れについて、

  • いいひび割れと悪いひび割れの見極め方
  • なぜそうなったのかと修復方法
  • 正確な保管方法

についてご紹介したいと思います。

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土鍋のひび割れの原因は?いいひび割れの可能性も!見極め方

実は私が持っている土鍋はおばあちゃんから譲り受けた土鍋。親戚が集まる時に使うためのものだったからとても大きく、現在食べ盛りの子供3人がいる我が家にはぴったりなんです。

そんな大切な土鍋を気にして見てみるとひび割れが!「だ・・大丈夫か・・?」

しかし、気にする前からこのひび割れはあったような気もする。これは一つ賢くなるチャンス!と思って調べると

土鍋のひび割れ=壊れた、もう使えない。ではない場合もある

ということがわかりました。落ち込むのはまだ早い、いいひび割れとダメなひび割れがあるとのこと。その見極め方をここにまとめます。

土鍋にひびが入ってしまう原因

まずはヒビ割れが起こる原因はこちら。

大きな温度変化

土鍋は急な温度変化に弱い性質を持っていて、片付けですこしでも早く冷まそうと冷たい水を急にかけてしまうとひび割れます。

加熱方法

空焚き、強火は土鍋にとって負担。ひび割れの原因に。

古いものを使っている

いくら一生物とはいえ、長く頻繁に使っていると劣化して、ヒビが入ります。

衝撃

落とす、ぶつけるは普通にヒビが入ってしまいますね・・

大きいものだから、ぶつけてしまってその時は何もなってないと感じても知らない間にひび割れになっているということもあります。

乾燥不足

水分が残っているまま片付けてしまうとひび割れの原因に。しっかり乾燥させてあげることが重要です。

不良品

ちゃんと使っているのにヒビが入る、そんな時は製造工程や材質に不具合があってヒビが入るという原因が考えられます。

土鍋の良いひび割れとは

ひび割れになる原因を見ると、うん、まあそうだよなと思いますよね。直接火にかけて使うものだし、扱いによってはヒビが入ってしまうのも仕方のないことではあります。

ところが土鍋のヒビには、もう使えないヒビと、逆に使うことによって育つ良いヒビもあるんです。

良いひび割れのことを「貫入(かんにゅう)」っていいます。

釉薬(陶磁器の表面の光沢出し、液体のしみ込みを防ぐ役割のガラス質の粉末)がかかっている部分に入るヒビは土鍋の性質上使っていると入ってしまうヒビです。

これを「土鍋が育つ」と表現し、土鍋の風合いが良くなり、どんどん味わいのある見た目になっていきます。そしてヒビの効果で食材が煮えやすくなり、料理がおいしくなるとも言われています。

土鍋の悪いひび割れとは

では逆に悪いひび割れとはどんなものなのでしょうか。

もし、ひび割れから水漏れしたり、取っ手やフチにまで到達している大きなひび、使用時にどんどん広がるひびの場合は悪いヒビで、使っている最中に割れてしまう危険性があります。

見極め

上記を参考に、土鍋のひび割れがどれにあたるか?をしっかり見ておく必要があります。

  • 水漏れがないか?
  • どの範囲にまでひび割れがあるのか?
  • ひび割れが広がっていないか?

これらを意識しておくことで、悪いひび割れに気がつくことができます。

正直大切な土鍋がダメになることを想像したくないのですが、古いものであるならなおさら、使う時にはよーく観察してあげましょう!

長年使って使用中水漏れが起こるようになってきても、まだ捨てるのは待ってください。

軽いヒビなら修復ができるのも土鍋の素晴らしいところなんです!

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土鍋がひび割れた時の簡単な修復方法!捨てる前に試して!

ここでは、おうちにある物で簡単に修復できる土鍋のひび割れ修復法をご紹介します。

お粥で目止め

  1. 土鍋をよく洗い、乾燥させます。
  2. 土鍋の8分目まで水を入れ、大さじ1〜2杯の炊いたお米を加えます。
  3. 弱火でじっくり炊き、冷めるまで放置!
  4. その後、水でよくすすぎ、しっかり乾燥させる。

米のとぎ汁や片栗粉(大さじ2)でも同じ要領でヒビの修理ができます。とぎ汁や片栗粉に含まれるでんぷんがヒビを埋めるという仕組みです。

出来たおかゆは土鍋が冷めるまで放置した後はおいしく召し上がることもできるので、無駄がないですね。

深いヒビの場合

お粥ではダメ、水漏れが修復できない、そんなときは陶器用ボンドを思い浮かべる場合もあるかもしれません。

ボンドは物理的には接着できますが、土鍋は熱して使うもの。膨張するのでボンドの使用はやめましょう!それに、食べ物に使うものなので体への影響も考えられます。

大切な思い入れのある土鍋にもしも深いヒビがはいってしまったら、ボンドでくっつけた後は第二の鍋生?!として入れ物に使う、植木鉢として使う、などを考えて見てくださいね。

土鍋のひび割れを防ぐ洗い方と保管方法

大事な土鍋を末永く使うには、使い方の他にも洗い方やお手入れ、収納方法にも気をつけないといけません。

ここでは土鍋のお手入れ方法をご紹介します。

購入したら

購入してきたら、傷やヒビチェックをし、ざっと水洗いをしましょう、洗ったら底を上にして乾かしましょう。

しっかり乾かさないで火にかけると、急な温度上昇で鍋にヒビが入る原因になるので要注意です。

使い始め

先ほど紹介した『目止め』を行います。

おかゆがおすすめ。

冷めるまで待った後、洗った後はしっかり乾かしましょう。

土の違いで特性が異なるので、土鍋購入時に説明書が付いている場合は、書いてある通りに行うようにしましょう。

保管方法

洗った後は逆さまにしてしっかり乾燥させます。

次に使うまで期間が空く場合は、新聞紙で包んで湿気の少ないところで、密閉した場所は避けて保管してください。

その際に、重ねない、ぶつけないことも土鍋を長持ちさせるコツ。

大切に扱えばそれだけ愛着も生まれます。少し取り扱いが難しいところもありますが、大切な土鍋なのでお手入れもしっかり行ってくださいね。

土鍋のひび割れについてのまとめ

自分自身が持っている土鍋がおばあちゃんからもらった大切なものなのに、土鍋のひび割れや目止め、保管方法ついてしっかり知らずに過ごしてきてしまいました。

土鍋のヒビ割れには良いものと悪いものがあり、深いヒビの場合は修復できないこともあります。

落としてしまったとかならわかりやすいので辛くても納得いくかも?ですが、知らない間に症状が進行してしまい、目止め処理で補修できるヒビを通り越してしまうこともあるのだから、見極めることが大切ですよね。

普段から正しい使い方と保管方法を心がけ、大切な土鍋を長く愛用できるようにしましょう!

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