夏になると必ずと言っていいほど姿を現すゴキブリ。かき氷やそうめん、海水浴など楽しい夏の思い出と共に、私たちを悩ませる厄介な存在でもあります。
我が家は築年数の経った一軒家で、掃除が行き届かない部分も多々あり、毎年夏になると確実にゴキブリと遭遇します。さすがに慣れてきましたが、やはり見て嬉しいものではありません・・。
そんなゴキブリとの付き合いの中で、「ゴキブリの卵はどこに産まれているの?」「ゴキブリの卵の大きさはどれくらい?」「実際の画像を見てみたい」という疑問が湧いてきました。
ゴキブリの登場をできるだけ少なくしたい!そんな思いが強くなり、この記事をまとめました。ゴキブリの卵の大きさや見た目、産卵場所、そして効果的な駆除方法について詳しく解説します。
ゴキブリの卵の画像と大きさ(実際の見た目)
家庭でゴキブリに遭遇することはあっても、卵を見たことがある方は少ないのではないでしょうか。ゴキブリの卵の見た目を知らなければ、発見しても気づかずに見過ごしてしまう可能性があります。
私としては想像と違いました!
写真はこちら!!
黒ゴキブリ(クロゴキブリ)の卵の特徴
:約1センチ〜1.5センチ
卵の形状:黒色でカプセルのような楕円形
卵の状態:硬い殻(卵鞘)に包まれている
卵の数:1つの卵鞘に約30匹分の卵が入っている
・・なかなか嫌な感じですがちょっと想像とは違うものだったと言う方の方が多いのではないでしょうか?まるで小さな黒いカプセルのような形をしています。
この硬い殻に守られているため、通常の殺虫剤では駆除が難しいんです。
チャバネゴキブリの卵の特徴
チャバネゴキブリは飲食店などでよく見かける小型のゴキブリです。一般家庭ではあまり見かけませんが、配達や荷物と共に侵入することがあります。
- 形状は黒ゴキブリの卵と類似
- 色は透明感のある茶色
- 大きさは黒ゴキブリよりやや小さめ
チャバネゴキブリの卵の画像は見つけることができませんでしたが、上記の黒ゴキブリの卵に形状は似ていて、色は透き通っている茶色なので覚えておきましょう。
チャバネゴキブリは繁殖力が非常に高いため、家庭で発見した場合は早めの駆除が必要です。放置すると短期間で大量繁殖する恐れがあるんです!
注意してくださいね!
ゴキブリが卵を産む場所(狙われやすい環境)
ゴキブリが卵を産みたい場所はこのような場所です。共通の特徴があるので、条件を理解することで、効果的な予防と駆除ができるようになります。
ゴキブリが好む産卵環境の4つの条件
- 餌が豊富にある場所
- 年中温暖な環境
- 湿度が高い場所
- 暗くて人目につかない場所
家庭内でゴキブリの卵が見つかりやすい場所
家の中や生活の中でこのような場所といえばこちら。
キッチン周辺
- 食器棚の裏側
- 冷蔵庫の背面・底部
- シンクの下の収納部分
- 電子レンジの裏側
その他の場所
- ダンボール箱の隙間
- 古新聞の束
- 観葉植物の土の中
- 洗面台の下
- エアコンの室外機周辺
ゴキブリを見かけることがあるなら、家のどこかに上記の写真のようなゴキブリの卵があるかもしれないということになります。
ゴキブリの種類によって異なりますが、多くのゴキブリは産卵前に卵鞘を体に付けて行動し、適切な場所を見つけてから産み付けるそうです。
成虫を見かける場合は、既に卵が産まれている可能性が高いと考えてください。
その様子を私も見たことはありませんし、映った写真は手に入りませんでしたが・・想像するだけで寒気がしてきますね・・。
ゴキブリの卵の駆除方法!効果的な対策
まずバルサンのような煙で駆除するタイプのものは、ゴキブリの卵は駆除できません。上記の写真でもわかる通り、ゴキブリの卵が硬い殻(卵鞘)に保護されているためです。
たとえ煙がゴキブリの卵にかかったとしても、中の赤ちゃんは無事というわけです。
燻煙剤の製品説明書にも「ゴキブリの卵には効果がない」と明記されています。ゴキブリの生命力は卵の段階から非常に強力なのです。
では、結局ゴキブリの卵を駆除する方法はないのか?どうしたら良いのでしょうか?できる対策をまとめました。
効果的なゴキブリの卵対策
まず大切なことは、ゴキブリに卵を産ませないこと。
そう簡単に言われても・・という感じもしますが、これが一番いい方法かつ対策としては効果的な方法です。
産卵を防ぐ根本的対策
毒餌:最も効果的な方法は、専用の毒餌を使用することです。フィプロニル系またはフェニルピラゾール系の成分が含まれた駆除剤を使用します。
- ゴキブリが毒餌を摂取
- 毒が神経系を攻撃し、卵にも影響
- 死んだゴキブリの死骸を他のゴキブリが食べる
- 連鎖的にゴキブリが減少
侵入経路の遮断
ゴキブリが好む「暗くて湿った隙間」を徹底的に塞ぐことで、産卵場所を減らします。
- キッチンと壁の隙間
- エアコンのドレンホース
- 換気扇周辺
- 排水管の隙間
- ゴミ箱の周辺
フィルターやコーキングを駆使して、物理的にゴキブリの侵入を防ぎましょう。
https://chishikiso.net/eakongoki/
発見した卵の適切な処理方法
上記のゴキブリが卵を産みたい場所を参考に、ゴキブリの卵がありそうな場所を徹底して掃除します。
- 絶対に素手で触らない
- 潰さないよう注意深く取り除く
- ティッシュや使い捨て手袋で包む
- 密閉できる袋に入れて処分
- 周辺を消毒用アルコールで清拭
ゴキブリの卵を見つけたら、そっとティッシュなどで取り、密封して捨ててしまいましょう!
卵を潰してしまうと、中の幼虫が散らばる可能性があるため、細心の注意が必要です。
ゴキブリの卵を見つけやすい時期と予防
産卵時期を知って先手を打つ
ゴキブリの産卵は主に4月から10月にかけて活発になります。特に梅雨時期から夏にかけては要注意です。
効果的な予防タイミング
- 3月下旬:侵入経路の確認と封鎖
- 4月上旬:毒餌の設置
- 5月中旬:キッチン周辺の徹底清掃
- 夏季:定期的な点検と清掃
清掃時のチェックポイント
定期清掃時には以下の点を重点的に確認してくださいね!
- 冷蔵庫や家電の裏側
- 流し台の下の配管周辺
- 食品庫や押入れの奥
- ダンボール類の保管場所
- 観葉植物の土の表面
ゴキブリの卵に関する疑問
ほかに、気になることをまとめました!
Q: ゴキブリの卵はどのくらいで孵化するの?
A: 種類や環境によるけど、一般的に30日から40日程度で孵化。
Q: 卵を見つけた場合、周辺に何匹くらいいると考えるべきですか?
A: 1つの卵鞘に約30匹分の卵があるため、複数の卵鞘を発見した場合は相当数のゴキブリが潜んでいる可能性があります・・。
Q: 冬でもゴキブリの卵は孵化しますか?
A: 暖房のきいた室内では冬でも孵化する可能性があります。夏だけ!と思い込まず、年間を通じた対策が重要です。
ゴキブリの卵対策は早期発見と予防が鍵
ゴキブリの卵は硬い殻に守られているため、一般的な殺虫剤では駆除できません。その中でできる効果的な対策は以下の通りです。
重要なポイント
- ゴキブリの卵は黒いカプセル状で大きさは1〜1.5cm
- 燻煙剤では卵は駆除できない
- 毒餌による根本的な駆除が最も効果的
- 侵入経路の遮断で産卵場所を減らす
- 発見した卵は潰さずに密閉処分
ゴキブリとの戦いに「完全勝利」はないと思われますが、対策をして遭遇回数を減らすことはきっと可能です。
卵の段階から対策ができればなおさらです!今年こそゴキブリに悩まされない夏を過ごすために、今から計画的な対策を始めましょう。


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