炒め物や揚げ物などで、油を使ったら、どう処理していますか?テレビでも拡散されている通り、流し(シンクの排水口)に流してはいけません!
使用済み油の処理のことを考えると少量の油を使うのが楽チンで快適・・というわけで主婦としてはフライパンで少量の油で揚げ物をしたりということもありますね。
いやいや、フライパンで少量で揚げ物をしようが、炒め物をした際にたくさん油が出ようが、それでも付きまとうのが使用済み油の処理です。
液体を捨てる…しかもドロドロテカテカの「油」って、どう捨てればよいのでしょうか?
環境によく、簡単に油汚れを取る方法と、正しい油の処理方法はみんなどうしているの?をまとめてみました。
フライパンの油処理方法!きちんと処理して環境にもキッチンにも優しく!
揚げ物をして、使い終わった油をみなさんはどう処理しているのでしょうか?
テレビのCMでも「排水口には流さないで。」と、言っていますよね。油はゴミとして捨てなければいけません!
めんどくさがったり、何も知らずに排水口に流したりしていると・・必ずキッチンの排水口は詰まるし、何よりも環境にめちゃめちゃ悪いです。
じゃあ、どう普通ゴミ捨てればいいのか?できる限り簡単に捨てたいものですよね!知っておきたい正しい油の捨て方を紹介しますね。
少量ならトイレットペーパーが便利!
トイレットペーパーって水にすぐに溶けるけど、油では溶けないということは知っていましたか?
キッチンにトイレットペーパーを常備しておくととっても便利です。私はいつも常備しています!
フライパンに残った程度の油処理であれば、少量をとり、火傷に気をつけながら熱いうちに拭き取れば油が流れることがない上に洗い物がとても楽になります。
キッチンペーパーよりも経済的ですし、拭く量によって紙の量も調節できて、本当にお役立ちですよ。おすすめー!!
牛乳パックを使って処理する
トイレットペーパーに染み込ませないくらいの量になると、今度は牛乳パックを使用するのがおすすめです。
牛乳パックに、新聞紙やキッチンペーパー、またはいらなくなった衣類などを詰め込んで、十分に冷ました油をしみこませてガムテープで口をしっかり閉めて捨てましょう。
トイレットペーパーもですが、私の場合牛乳パックも2つほど必ず置いておきます。
だいたいの油を牛乳パックに入れたら次はトイレットペーパーで完全に拭き取りましょう!
ポリ袋またはレジ袋
ポリ袋またはレジ袋に牛乳パックと同じ要領で、新聞紙やキッチンペーパーを詰めて冷めた油をしみこませ、袋の口を輪ゴムでしばって捨てます。
牛乳パックがないなーって思ったらこの方法を使います!安心感は牛乳パックの方が上ですが、手軽さで言えばこちらが上かな。
ポリ袋かレジ袋であればだいたい家にあるので、この方法ならいつでも実践できますよね。
牛乳パックの時と同じく、こちらもフライパンに残った油をトイレットペーパーで拭き取りましょう。
市販の油凝固剤を使用して捨てる。
この方法は私の場合はわざわざ購入しなくてはいけないのであまり使いませんが・・私のお母さんはいつもこの油凝固剤を使用しています。
確かに牛乳パックなどの方法を使って処理するとき、液体のままの油はどこかにこぼれたりして大変になることもあります。私のお母さんは油が固まるこの方法が楽なようで、凝固剤派なんですね。
注意することは、捨てた後残った熱での発火を防ぐため、処理する前に必ず冷ましておくことです。
凝固剤については、必ず商品の説明通りに使用しましょう!
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いずれかの方法で油を処理し、そして各自治体指定の日に捨てましょう。
ちなみに、我が家の地域では「可燃ごみ」「燃えるごみ」として出します。
これでOK。これが「正しい油の捨て方」です。フライパンに残った少量の油でも、絶対に流したりしないようにしましょう!
フライパンの油汚れを拭き取りするならこれも便利!
牛乳パックや、ポリ袋、凝固剤を使って揚げ油を捨てる処理をしたとしても、炒め物でフライパンを使ったとしても、フライパンには、まだギトギトとした油が残っていると思います。
それを拭き取るのにおすすめなのがトイレットペーパーとお伝えしてきましたが、それ以外に使えるものも紹介します。
キッチンペーパー
まずは定番キッチンペーパー。
100均で売っているもので考えると一袋150枚入りで、1枚1円以下で使えちゃう。手を汚したくないのでさいばしでキッチンペーパーをつかんで拭くといいですね!
ラップ
トイレットペーパー、キッチンペーパーがない時に使えるのが、使用済みのラップやポリ袋。台所に1枚、さっきまで使っていたのがころがっていそうなのもいいところです。
吸い込まないという印象がありますが、これらをクシャっとして拭き取れば、シワになった部分に油が絡みついて拭き取れるんです!
お茶っぱ
麦茶などテーバックに入ったお茶の使い終わったものをぎゅっと手で絞り、フライパンを拭きあげてポイっ。
出がらしが流しにあればこれもフライパンの油を拭くのにとてもおすすめです。捨てるものを再利用してとてもエコ!
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油が数センチでも溜まっている時、お肉から出た油でギトギト・・そんな状態のフライパンを、いきなりシンクで洗うとしたら…油を流しに捨てているのと同じことになってしまいます。
さらに、洗うために使ったスポンジもアウトに!それで他の皿やグラスを洗ったら…間違いなく油が皿やグラスに付着します。
そんな悲劇を防ぐ方法として、洗い始める前に一度拭き取る方法はとても有効です。キャンプに行っても、鍋はもちろんお皿もこのようにして洗います。
なるほどそのほうがスポンジもダメにならないし、洗剤や水道代も経済的!地球環境にも優しい!
フライパンに残った油は、フライパンを洗い始める前に一度または、二度拭き取ってから洗い始めましょう。
拭き終わったら、洗剤を使って洗いましょう。
油は少量なら流すことはOK?答えはNG!絶対ダメな理由
料理で残った油を、排水口に流してはいけないと言いますが…実際、どんな理由で流してはいけないのか知っていますか?
テレビの某食器洗剤のCMでは、「川や海を汚します。」とやっています。これはもちろんその通りなのですが、まずそこへたどり着くまでの排水管や下水処理施設の故障の元となります。
各家庭の排水口から流された油は、その先の排水管の壁にへばりついて固くなり、それによりどんどん排水管内が狭くなり、挙句に詰まってしまい水が流れなくなります。
そうなってしまったら、高いお金を払って清掃業者をお願いするしかなくなってしまいます。
実際にこのようなことが起こった人を知っています。この人は排水溝に油を流してはいけないことをあまりよくわかってなかったそうです・・。
環境を守るためにも、あなたのお財布のためにも、きちんとした方法で残り油を処理しましょう。
編集後記
フライパンの油は少量でも正しく処理をしましょう!
私のおすすめアイテムはトイレットペーパー。それ以外にも、牛乳パック、ポリ袋、凝固剤など身近なものを使って簡単に処理できます。利用して、正しく処理しましょう。
フライパンに残った油は少量であっても排水口にながしてはダメ!排水管の詰まりの原因になりますよ。