毎日の生活の中で、食器を使うと思います。それに伴って使うのは食器用ふきん。洗った食器を拭く布です。
私の家では食器用ふきんと食卓用ふきんを使い分けているものの、細かく気にしたことはありませんでした。
でも、食器用ふきんでも食中毒が起こってしまうということもあると聞いてびっくり!
どちらかというと綺麗だなと思っていた食器用ふきんだけど、直接食材を置く食器を拭くだけにやはり見直さないといけないことですよね・・
今回は食器用ふきんの洗い方や保管方法など必要なことをまとめますね!
食器用ふきんの正しい洗い方と保管方法
まずは私がびっくりしたデータをご紹介。
ある年の食中毒1,100件のうち、64%は飲食店が原因、それに続いて多いのはなんと家庭での原因の12.2%だったそうなんです。
飲食店での食中毒は店側の衛生意識の問題であり、私たちでは避けようもない部分がありますが、その次に多い家庭での食中毒は自分の意識で防ぐことができます。
食中毒といえば、食品の保存状況などが原因と一番に思いますがそれだけではありません。
主婦であれば毎日使っている食器を拭くふきんにも、食中毒の原因となる雑菌の繁殖がみられ、それが原因で食中毒になってしまうということもあるのです。
でも毎日使うものとはいえ、ついついおろそかにしがちな食器用ふきん。だって、綺麗に洗ってあるお皿を拭くだけだし・・って思っちゃうんですよね。
食器用ふきんが簡単かつキレイになる洗い方
食器拭きに使用するふきんは主に食器を洗った後の水分を拭き取ることに使います。
水分だけで汚れていないからと、拭いた後そのままキッチンに置き去りにしたりシンクに掛けておく家庭をよく見かけますが、ふきんを清潔に保つにはその2つの行動はNGです。
雑菌が大好きなのは高温多湿な環境です。使ったものを湿ったまま置いておくと雑菌の好きな環境が保たれてとんでもない数にふくれあがります。雑菌は見えないから、想像するとヒヤッとしますよね・・。
もし、ふきんから匂いがするようであればそのふきんには雑菌が大繁殖している証拠ですので使用をやめましょう。
食器用ふきんを洗濯するには強い香りや蛍光成分が入っている洗濯洗剤ではなく、食器用洗剤や専用洗剤、固形洗剤を使用するのが最適です。
これらの洗剤を使用して、シンクを洗った後に手洗いで洗うのがベストです。
台所仕事が落ち着いたら洗うようにし、きちんと乾かすようにしてください。湿ったまま放置しないことが重要です。
洗濯機で洗濯するのはどうなのか?については次の見出しで!
そして、週に1,2回は除菌をしましょう。
煮沸、塩素系漂白剤、アルコール使用など台拭きよりも入念に除菌することをおすすめします。
食器用ふきんの保管方法
洗って安心していては、せっかくの食器用ふきんがまた汚れてしまいます。このあとが重要です!
食器用ふきんを洗った後、除菌の後は必ず完全に乾燥させておくようにしましょう。
それから収納です。いつ濡れてしまうかわからない場所に置いておくのは危険。
- <引き出しに収納する>
→一番安心ですね。畳んで収納してください。
引き出しの場所によって湿気が多い場合があります。見極めて選びましょう! - <カゴに収納する>
→カゴは通気性が良いので、ふきんの収納にも適しています。
ただしカゴそのものをおく場所を考えなければいけません。できれば下の方ではなく、棚の上など上の方におくのがおすすめです。 - <吊るしておく>
→少ない枚数しかないのであれば、吊るす収納もおすすめです。
ちなみに私は引き出しに収納しています。キッチンで使うものなのでキッチン周りに収納するのが便利だとは思いますが、出来るだけ湿気の少ない場所を選んでくださいね。
「完全に乾かす」のが雑菌を発生・増殖させないために大事なことです。
食器用ふきんは洗濯機で洗うと清潔?それとも逆に汚い?
少しでも早く家事を終わらせたいのに、食器ふきんまで洗うのってしんどいですよね・・
各家庭によってふきんの洗い方にはそれぞれあるようですが、みんなが知りたい疑問は「洗濯機で洗ってもいいの?」ということ。
手洗いする方が良いかもしれないけど、洗濯機で洗えるととても楽チン。
前述したように、頻繁に洗って乾かすことが需要な食器ふきんはどう洗うのが良いのでしょうか?
私としては、洗濯機で洗うのはOKとしています!!
ただ、直接お皿や茶碗などの食器を拭くためのふきんですからむやみに他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れるのも気が引けます。
我が家は家族の人数が多く、必ず2回洗濯機を回すのでバスタオルやタオルを洗う組に入れて洗濯機にかけています。
さすがに靴下や汗がついているであろう子どもたちの体操服と一緒に回すのはやめています。
普通に1回の洗濯でふきんはとてもきれいになります。
分け洗いする人もしない人も、家庭によりそれぞれですが、どの家庭も自分がよければこだわらないという気持ちでいらっしゃるようで、洗濯機で洗うという人は私を含めほとんどこれで清潔が保たれていると感じています。
ただし他の洗濯物や洗濯機の衛生が気になる方には断然手洗いをおすすめします!小さいものですから余裕のあるときに手で洗ってくださいね。
毎日たくさん拭かないという場合は・・次の項のアイデアもあります!
毎日たくさん拭かない?それなら食器用ふきんは使い捨ても考えよう!
最近は食器洗浄機のある家が多いので、大きなお鍋やフライパンなどの食器洗浄機に入らないものしかふきんで拭かないという家庭が多くなっています。
そういう家庭であれば、洗濯に気をつけたり除菌をしたりするめんどうさを考えると使い捨てという選択肢もアリだと思います。
いわゆるキッチンペーパーなどを使用すると、拭くたびに捨てられるので清潔なのは当然。
そして洗うコストがカットできますよね。あまり使わないし、手間がかかるしふきんはちょっと…と思っている人にはおすすめです。
キッチンペーパーは50回分のロールで500円以下のものもあり、洗濯や除菌のことを考えるととても安く手に入ります。
私の会社では、手を拭くペーパータオルを食器用にして拭くようにしています。社員も少なく、コップを洗って拭くだけなので、使い勝手がよく気に入ってます!
使い捨てにするにはもったいないですが、不織布ふきん(キッチンクロス)は1,200円程度、80〜100枚入のものがあります。これなら薄手で洗うのが楽、そしてすぐ乾くので扱いやすいですよ。
洗いから乾燥までやってくれる食器洗浄機や乾燥だけの食器乾燥機が普及しているこの世の中、エコという観点から見るとあまり良くないのかもしれませんが、食中毒を防ぐということを考えると、ふきんの使い捨てという手段も考えても良さそうです。
編集後記
せっかく食材に気を使っていたとしても、ふきんの清潔さを怠ったために食中毒になってしまってはとても残念です。
前述のように食中毒の原因のうちわけを知ってしまっては、食器用ふきんにも気を使わないといけませんね。
それぞれに合ったやりやすい方法でふきんの清潔さにも気を配って健康に過ごしましょう。