雨の日や予定のない休日には、たまの読書も素敵ですよね。せわしい日々から解放されて、お茶でも淹れてゆったりと流れる時間を楽しむ…。
と、そんな時、久々に押入れや本棚から取り出した本から、白くて小さな虫がちょこちょこ出てきたとこはありませんか!?
せっかくの読書タイムに虫なんて出てきたら、気分も下がりますし、何より読書どころではなくなってしまいます。
いったいこの虫の正体は何なのでしょうか?予防する方法はないのでしょうか?
本に小さい虫発見!白いから見落としそうだけど、これって何虫?
直径1ミリほどの白ゴマのようなシロアリのような小さな虫。
本でなくても、畳の上や窓付近で見かけたことのある方は多いのではないでしょうか?
こちらの虫、コナチャタテムシという虫です。
湿気ていたり暗かったりするところを好み、中には「見えないことにする」という対策法が冗談で出回るほど駆除も難しく、大量発生しやすい虫なのだそう。
この虫自体が何か特別私たちに害を及ぼすことはありませんが、だからといって軽視もしづらい虫なのです。なぜなら、このコナチャタテムシを餌にしているのはダニやその仲間たち。
コナチャタテムシが大量発生してダニたちの餌が増えれば、それだけダニを通じての喘息を引き起こしたり、直接噛まれたりといった健康被害のリスクも増えます。
特にまだ小さなお子さんがいるご家庭や、アレルギー体質の方は注意をしなければいけません。
こんなことがわかったのなら、やはりきちんと退治しておきたいですね。退治方法とは?
本の小さい虫を退治する方法とは?大切な本が汚れないために
本にいる小さな虫がいたからと言って、まさか虫が歩いているページをちぎって捨てたりは出来ませんし、掃除機で吸い上げるにもせっかくの本がぐしゃぐしゃになってしまいます。
指でつぶすのは一番簡単ですが、本のページに虫の死骸や体液がついてしまうのは気持ちが悪いですよね。
ではどうすれば良いのでしょうか?いい方法はないのか・・というと良い退治方法あります!
一番確実な方法としては、少し面倒ではありますが、セロハンテープを適量ちぎって一匹一匹くっつけていくという手段があります。
テープの接着力が強すぎると、大切な本の印字部分も一緒にはがれてしまう可能性もあるので、一度皮膚や革製品など、テープを貼ってもすぐ剥がせる場所に貼っつけておいてからはがし、接着力を弱めてから使うと良いでしょう。
面倒だからといって手で払いのけるだけでは根本解決につながらず、どうせまた寄ってきてしまいます。この退治の方法は面倒でも費用もかかりませんし、わざわざ何かを購入しなくても良い方法。
ここはグっと我慢して、目につきしだいセロハンテープを用意して丁寧に取り除いていくようにしましょう。
本を読むといえば、お茶とセロハンテープを手元に置いておくといいですね♪
本の小さい虫を予防するために効果的なことといえば?
冒頭でもお話した通り、コナチャタテムシはジメジメした湿気の多いところや、暗い場所を好んで棲みつきます。
本は一見ペタンコで、その中で虫なんて繁殖できなさそうですが、コナチャタテムシは体が小さいので、本のページのわずかな隙間の中でも生きていくことができ、そのため本の中はむしろコナチャタテムシにとっては最高のスイートルームになってしまっているのです。
コナチャタテムシを本から追い出し、且つ今後の繁殖も抑制するには、こまめな掃除と本のページごとのメンテナンスが不可欠なのです。
具体的な予防方法
具体的にどうするのかというと、まず本棚や押し入れなど、ついサボってしまいがちな場所の埃はこまめに取り除くようにします。
長く眠りっぱなしの本も定期的に暗所から出して、室内でもベランダでも良いので、日当たりと風通しの良い場所に、本を開いた状態でしばらく放置しておきます。
こうすることで、風の加減によってページは自然にめくれていきますし、風が弱くても湿気を逃がすには十分な対策になりますから、予防には大変効果的です。
また、せっかく本のメンテナンスを終えても、お部屋自体が湿っていてはあまり意味がないので、こまめな空気の入れ替えや、湿気取りの設置などもオススメします。
それでもまだ心配な方は、念には念を、で思い切って害虫駆除剤(バ○サンなど)を焚くと、コナチャタテムシ以外の虫の退治にもつながりますよ!
編集後記
いかがでしたか?
せっかくの読書時間が、本の中にいる小さい虫を発見してしまうと嫌な気分になってしまいます・・。
良い時間を台無しにしないためにも、定期的な本のメンテナンスを心がけ、素敵なリラックスタイムが過ごせるようにしましょう!