「赤い小さい虫」は何?大量にコンクリートで見かける彼らの正体はダニ?!

赤い小さい虫タカラダニ <生活・雑学>
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暖かくなってきたある日、我が家の玄関先にある植木たちの掃除と手入れをしていると・・そこらじゅうにいる、赤い小さい虫・・

そういえば最近やけに多いなあ・・と思って意識してみると、さらに赤い小さい虫だらけ!!

子供達も、最近見るこの赤くて小さい虫何??赤虫・あかむし!と騒ぎ出しました。

さて、このすごーく小さい赤い虫は一体何か?どんな虫なのか?毒はあるのか?

正式名称など詳しい情報と、人に害があるのか?気になるところをまとめました!

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赤い小さい虫は実はダニだった!?

地面でよく目にする赤い小さい虫。ただの虫かと思ってたら、実はダニの仲間なんです!

その名も通称「タカラダニ」。

タカラダ二には20ほどの種類があるのですが、この赤い小さい虫と思っていたダニはその中の一種で、正式名称は

ダニ目前気門亜目タカラダニ科アナタカラダニ属のカベアナタカラダニ

というめちゃめちゃ長い名前のものです。

かなり難しい名前ですね・・だから「カベアナタカラダニ」と覚えましょう!

ちなみにウチでは通称「赤虫(あかむし)」のままいきそうですが(笑)

タカラダニハ見ての通り体は全体赤色で、よく見ると毛に覆われています。

幼虫の時期は、他の虫(バッタやクモ)に住み着き(寄生)、体液を吸い生活しています。

成虫になると木の上やコンクリートなどで生活します。

なので玄関先などのコンクリートでよく見かける!という方が多いんですね。

そしてよく動く性質で、ダニのなかでは大型!ダニは見えないものも多いけどこのダニは探せばよく見えます。

生活圏にたくさんいるこのタカラダニ。人に害があるかどうかも気になる部分ですね。

次はどう人に影響するかを見ていきましょう。

赤い小さい虫の正体「タカラダニ」は人に害はある?

一匹いると周辺に数匹いることが多いタカラダニ。

小さいのに、体全体が赤い色で意識するととても目立ちます。気持ち悪いだけだったらいいけど、人に害があるのか心配ですよね。

タカラダニは刺したり噛んだりといったことはしないので、人に害は基本的にはないと思って大丈夫。

ただし、虫ではなくダニですから、アレルギー体質の人は注意が必要です。

あと、コンクリートだけではなく我が家の植物の周りにたくさんいるのですが、植物への害もないとのことです。

タカラダニを駆除する方法は?

赤い小さい虫

タカラダニを見かけ始める時期がだいたい5月ごろ。

自然といなくなったな・・と感じるのは7月、梅雨が終わる時期です。

この時期を過ぎるとタカラダニハ自然といなくなりますが、どうしても駆除したい場合の対処法は次の2つ。

注意点と一緒にまとめましたので合わせてチェックしてみてください。

<薬をまく>

  • 一時的にしかいなくならない
  • 家の中なら死骸の処理が必要。

使用するなら・・虫コロリアース(アース製薬)などの不快害虫エアゾールもしくはクモ用エアゾール、キンチョールなど。

 

<水をかけて流してしまう>

  • 一時的にしかいなくならない
  • 水なので安心。

 

どちらの方法も一時的にしかいなくならない方法にはなりますが、7月には自然と赤い小さい虫(ダニ)は見かけなくなります。

このダニは人に害はないので基本的に駆除は必要ないかな?と思いますが、見た目が不快という理由なら安心な水での対処がオススメです!

駆除しようとタカラダニは潰すと場所を考えないと赤く染まってしまいますので、勢いだけで駆除してしまわないように十分に注意してくださいね。

タカラダニの発生場所は?

タカラダニの分布

日本全国に分布

タカラダニが出やすい地域、いない地域はあるのでしょうか?

このタカラダニは全国でみられます。

北海道でも沖縄でも同じ。我が家は関西ですが、この時期はたっぷりと見かけます!

次はタカラダニの生活について。この小さい赤い生き物は普段何をしているのか?ちょっと興味があったので調べてみました。

タカラダニの生活

赤い小さい虫タカラダニ

タカラダニ、一体どんな生活をしているんでしょう?

ここまでの情報以外の事は、まだ謎にみちているのが実情ですが、調べてみてわかったことをまとめます。

えさは?

タカラダニはコンクリート部分に大量に見つかります。

でもその近くに植物はありませんか?ついている花粉を食べているのではないかと考えられています。

もしくは地上でハダニやカイガラムシを食べているのではないか?という説もあります。

 

餌についてははっきりわかっていません!まだ謎がいっぱい。

繁殖方法は?

どのようにして増えていくのか?これも実は謎に満ちているんです。

オスが見つかった事はなく、メスが単独で子供を作る事ができる「単為生殖」ではないか?とのことです。

この生殖方法の場合、子供を早く増やす事ができるそうです。タカラダニが同じ時期に大量発生する理由なのかもしれません。

「小さい赤い虫」のことを、なんだこれ?と感じている人は多かったようですが、やはり不思議な生き物です。

いつ頃からタカラダニはいたのか?

衛生害虫相談などにタカラダニの報告が寄せられたのは1980年代後半ごろからだそうです。

じゃあ、それまではいなかったのか?それとも報告がなかっただけなのか?ここも謎なんですねー。

不思議です。

冬は越せるの?

春の終わり頃から夏にかけてみるタカラダニ。冬前にみなくなるのですが、冬は越せるのかどうかも気になるところ。

でも、実はこれも現段階では不明という結果になってしまいました。

調べれば調べるほど未知の生物です・・!

編集後記

この小さい赤い虫、正体はダニだったんですね!

害がないとはいえ、虫嫌いの人は特に自分の家の周りに大量に発生してしまうと不快に感じる事もあるかと思います。

時期的なものだし、7月以降はあまり見かけなくなると思っておけば気が楽ですね。

生活についていろいろ調べてみても謎が多い生き物。だからこそ子供達と一緒に見ているといろんな発見があってとても面白い生き物だなーって感じるようにもなりました!

夏の生き物といえばゴキブリ。こちらも同じようによく見る生き物ではありますが、卵とかみたことあります??

ウチにもよく出現するゴキブリですが、卵はみたことない!そんな疑問を持ったのでこちらも調べてあります。こんな卵なんですよ!

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興味があれば読んでみてくださいね。

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