「ねえ、梅雨ってなんで『つゆ』って読むの?『ばいう』じゃないの?」
子どもたちが少し大きくなって、いろいろなことに興味を持つようになった頃、こういう質問が飛んでくるようになりました。梅雨の時期になるたびに「つゆ」「ばいう」どちらも使うのに、なんで同じ漢字なんだろう、と。
答えられなかったので、改めて調べました。語源を知ると、この嫌な季節がちょっとだけ面白く見えてきますよ!ぜひ参考にしてくださいね。
梅雨(ばいう)の語源、2つの説
「ばいう」はもともと中国から来た言葉です。なぜ「梅」という字が使われるのか、2つの説があります。
説①「梅の実が熟す時期の雨」説
梅の実が熟す時期と長雨の時期が重なることから、梅の雨=梅雨(ばいう)と呼ばれるようになったという説。
説②「黴雨(ばいう)」から来た説
雨が続いて湿気が増し、カビ(黴)が生えやすい季節であることから、もともと「黴雨(ばいう)」と書いていたそうです。
ただ「カビの雨」では語感が悪すぎる(笑)。そこで、同じ「ばい」という読みで、この時期にちょうど旬を迎える「梅」の字を当てたという説。
個人的には、カビじゃなくて梅のイメージの方で決着ついていてほしいです。気持ち的に全然違う(笑)。
梅雨(つゆ)の語源、こちらも2つの説
「ばいう」として中国から入ってきたこの言葉が、日本で「つゆ」とも読まれるようになったのは江戸時代ごろから。1688年の書物「日本歳時記」にすでに「梅雨(つゆ)」という記述が残っています。
なぜ「つゆ」と読むようになったのか、こちらも2説あります。
説①「露(つゆ)」から
雨が多く、木々の葉や地面にたくさんの露が宿る季節であることから「露(つゆ)」が由来という説。
説②「潰ゆ(つゆ)」から
梅の実が熟して潰れる時期だから、「潰れる」を意味する古語「潰ゆ」が由来という説。
露の方が風情があっていいなと個人的には思うのですが、どちらも「今の季節らしさ」をきちんと表していますよね。
「ばいう」「つゆ」、どちらが正しいわけではありません。使い分けとしては「梅雨前線(ばいうぜんせん)」など気象用語では「ばいう」、「梅雨入り」「梅雨明け」など日常会話では「つゆ」が多く使われています。
でも正直、梅雨はしんどい。子どもが自転車通学だと特に
語源の話をしつつも、正直に言うと梅雨はしんどい季節と感じてしまいます。
うちは子どもが自転車通学をしているので、梅雨の時期は「今日雨降る?」「送ってって」という朝の攻防が増えます。
送り迎えの回数が増えるのは仕方ないとしても、もっと切実なのが傘問題。学校に置いてくる、友達に貸す、なんやかんやで傘がなくなる。「また傘がない」の繰り返しで、毎年梅雨明けには傘の棚卸しをしています(笑)。
そして地味に辛いのが湿気とエアコン代。木造の古い家に住んでいるので、梅雨時期は特に湿気がこもりやすい。気温はそこまで高くなくても、じめじめが不快で結局エアコンを除湿でつけることになる。
節約したい気持ちがあるのに、梅雨のせいで電気代が上がる、この矛盾が毎年悩ましいです・・。
梅雨時期は紫陽花でもみて、元気出しながらできるだけご機嫌に過ごしたいですね。
まとめ
- 「ばいう」は中国由来。梅の実の時期説 or 黴雨(ばいう)から梅に転じた説の2つ
- 「つゆ」は江戸時代から。露(つゆ)説 or 潰ゆ(つゆ)説の2つ
- どちらも正しい読み方。場面によって使い分けられている
子どもに「なんで?」と聞かれて初めてちゃんと調べましたが、語源を知ると梅雨がちょっとだけ愛着の持てる季節に見えてきます。
まあ、傘の管理とエアコン代の問題は解決しないんですけどね……汗。


