「明日、遠足なのに……予報、傘マークだね」。夕方、子どもと一緒に天気予報をのぞいて、二人でしょんぼり。そんな経験のあるお母さん、多いのではないでしょうか。
うちは3人いるので、誰かは大事な日に雨に泣かされることもありました。
運動会に遠足、社会見学……「またこの学年、雨やん」と毎年ぼやいたものです。
そんなとき、何かに頼りたくて作ってたのがてるてる坊主。気休めだとわかってはいても、子どもと一緒に窓辺へ一つ吊るすだけで、不思議と「なんとかなるかもしれない」という気持ちに。
この記事では、不器用さん・めんどくさがり屋さんでも数分でできる作り方を中心に、意外と知らない正しい吊るし方・顔を描くタイミング・やってはいけないこと・処分方法まで、てるてる坊主について、3人を育ててきたオカンの体験も交えてまとめます。
結論:ティッシュで3分。大切なのは「顔」と「向き」だけ
結論・・てるてる坊主は、ティッシュと輪ゴムがあれば3分で作れます。特別な道具はほとんどいりません。子供達が作りたい!って言い出したら、すぐ作ってあげられる。凝ったやつじゃなくてOK!
そのうえで、外せないポイントは大きく2つだけ。
①顔は最初に描かない(のっぺらぼうで吊るして、晴れたらお礼に描く)
②頭が下を向く「逆さ吊り」にしない(逆さは雨を呼ぶとされています)
この2つさえ守れば、あとは細かいことを気にしなくても大丈夫。なぜそうなのかという理由と、作り方を、順番にお話ししていきますね。
てるてる坊主の簡単な作り方|ティッシュ版が結局いちばん頼れる
てるてる坊主が必要になるのは、たいてい「明日どうしよう!」という緊急のときじゃないでしょうか。週間予報を見たら、遠足の日にしっかり雨マークがついている、みたいな感じで。
昔はお父さんの冠婚葬祭用の白いハンカチを使ったりする場面もあったようですが、白い無地のハンカチを常備している家も少ない?気がします。
探している時間ももったいないので、これ一択です。そう、ティッシュです。たかがティッシュ、されどティッシュ。じゅうぶん立派なものができます。
ティッシュ 数枚/輪ゴム 1本/吊るす糸(毛糸やたこ糸が◎)/セロハンテープ<作り方>
① ティッシュ1〜2枚をくしゃっと丸めて、頭の芯を作る。
② 広げたティッシュの真ん中にその芯を置き、上からふんわり包む。残りは下に垂らす。
③ 首になる部分を輪ゴムでキュッと留める(吊るす糸で巻いてもOK)。
④ 頭のてっぺんに吊るす糸をセロハンテープで貼ったら完成!
ほんとうに3分とかかりません。うちの子どもたちも、小学生になる頃には全部自分で作っていて、できあがった瞬間の得意げな顔がなんとも可愛らしかったです。
遠足の時期になると、児童会でてるてる坊主を作って持ち帰ってきたこともありました。家でも学校でも作るくらい、子どもにとってはてるてる坊主作りも楽しい行事だったのでしょうね。
もう少しきちんとしたものを作りたい方は、布と綿の本格版もどうぞ。
綿(または丸めたティッシュ)/大きめの白い布/紐 10cmくらい/吊るす糸/針<作り方>
① 綿を丸くまとめて頭を作る。
② 丸めた綿を大きめの白い布でふんわり覆う。
③ 首部分を紐でぐるぐる巻いて縛る。
④ 頭のてっぺんに針で吊るす糸を通したら完成!
どちらで作るときも、気をつけるのは頭と体のバランスだけ。
頭が重すぎると前にカクンと倒れて、下を向いた「逆さ坊主」になってしまいます。これがまさにNG(理由は後ほど)なので、吊るす糸を通す位置は意外と大切です。
正しい吊るし方・飾る場所|南向きの窓辺に、前日に
せっかく作るなら、飾る場所と向きも知っておきたいですよね。調べてみると、ちゃんと「こうするといい」という作法がありました。
・場所:太陽が見える窓辺、できれば南向き
(北向きは太陽が昇らない方角=雨を願う意味になるので避ける)
・タイミング:行事の前日に吊るす
(翌日の晴れを願うおまじないなので)
・向き:頭が必ず上。
(逆さにならないよう、糸は頭のてっぺんにテープでしっかり固定)
わが家は昔、リビングの窓のあたりに簡単に吊るしていたのですが、ブラインドだから開け閉めするとポロッと落ちるんです。ご利益が・・と思いながら拾っていましたw
吊るすところが微妙だったり、賃貸で壁に穴を開けられない方、S字フックやピンなどを使って一手間かける方が結局ラクかもしれません。
てるてる坊主の顔はいつ描く?「のっぺらぼう」が正解でした
てるてる坊主ができたら、さあ可愛い顔を描こう!……と言いたいところですが、ここでちょっと待ってください。
実は、本来は「顔を描かずに吊るす」のが正しいのだそうです。
のっぺらぼうのまま吊るすのが正解。私もずっとニコニコ顔を描くものだと信じていたので、これを知ったときは「えっ、今までずっとやり方ちゃうかったん!?」と驚きました。
なぜ先に顔を描いてはいけないのか、理由は諸説あります。
では、なぜ「顔を描くもの」とこれほど広まっているのかというと、本来は“晴れたあとに、お礼として顔を描く”のが習わしだったから。途中の「晴れてから」が抜け落ちて伝わってしまったのですね。
のっぺらぼうで吊るして晴れを願う → 無事に晴れる → お礼に顔を描く
これが本来の流れです。
とはいえ、子どもにこれを徹底させるのはなかなか難しくて。特にうちの長女は「せっかく作ったんやから、顔描きたい!」と、できあがった瞬間にマジックでニコニコ顔を描いてしまう子でした。
まあ、子どもの「楽しい」がいちばんですし、顔は後から・・と知った後も、そこは目をつぶっていましたね。きちんとやりたい方は、晴れるまで顔はお預けにしておいてください。
てるてる坊主でやってはいけない3つのこと
最後に、効果を願うなら避けておきたい「やってはいけないこと」を3つにまとめます。知らないと、ついやってしまいがちなものばかりです。
① 逆さに吊るす・黒い布や紙で作る
頭が下になる逆さ吊りや、黒い色で作るのは、晴れと正反対=雨乞いの意味になるとされています。うっかり頭が下を向いていないか、吊るしたあとに確認しましょう。
② 最初から顔を描く
先ほどの通り、まずはのっぺらぼうで。顔は晴れてからのお礼に描きます。
③ 川に流して処分する
聞いたことある人もいるかも?昔ながらの「川に流す」は、今はやめておきましょう。理由は次の見出しで。
役目を終えたら?今どきのてるてる坊主の処分方法
無事に晴れても、雨でも、役目を終えたてるてる坊主はどうするか。お願いしていただけに、気になりますよね。
昔は、お酒をお供えして川に流して供養するのが習わしでした。風流ではありますが、川が近くにあったとしても今は環境への配慮から、川に流すのはやめておきましょう。
燃えるゴミなど、お住まいの自治体の分別ルールに従って処分するのが、今の正解です。
わが家はいつも、「今日はありがとうね」と一声かけてからゴミ袋へ。たかが紙の人形ですが、一日いっしょに明日を願った仲間だと思うと、なかなか捨てづらいものです。
子どもにも「ありがとうって言ってからね」と伝えていました。
まとめ:気休めだけど、あの時間がごちそうだった
てるてる坊主の作り方はほんとうに簡単!こんなのでイイのかな?って思いながらティッシュで作っていたママも多かったと思うけど、正解です。
正解と聞いたら堂々とティッシュで作って飾れますよね!それにティッシュならだいたい家にあるので、緊急のときでもすぐにできる。ポイントだけあらためておさらいしておきますね。
・作り方はティッシュ+輪ゴムで3分/頭と体のバランスに注意
・飾るのは南向きの窓辺に、前日に、頭は必ず上
・顔はのっぺらぼうで吊るして、晴れたらお礼に描く
・処分は川に流さず、自治体の分別で、「ありがとう」を添えて
うちの子どもたちも大きくなって、もうてるてる坊主を作る歳ではなくなってしまいました。
でも、あの寝起きにすぐてるてる坊主を確認しに来る子供達の様子や、「吊るした翌日、ほんとうに晴れたときのうれしさ」は、今でもよく覚えています。
気休めだとわかってはいても、子どもと窓辺に並んで明日を願ったあの時間そのものが、今思えば何よりのごちそうだったのだなと思います。
子どもたちとのてるてる坊主ライフ、楽しんでくださいね!


