赤ちゃんが生まれて、出産した喜びと、出産を終えた安堵感の余韻に浸りたい・・ところですが、新生児の赤ちゃんへの授乳が始まりますね。
お母さんになりたてだとわからないことが多く、退院した途端不安になったり、わからない事が増えたりしませんか?その一つが新生児の授乳間隔です。
新生児のうちの授乳間隔を量っていると4時間だったり5時間だったり、教科書通りにいかないと焦る気持ちがどんどんでてくる・・。赤ちゃんによっていろんなパターンがあるのも分かってるけど、色々気になりますよね。
この記事では、新生児の授乳間隔について、私の場合をまとめてみました。一つのパターンとして是非参考にしてみてくださいね。
新生児の授乳間隔!短い・長い、これって?
新生児の授乳間隔は、一般的に3時間ごとにと言われていますよね。まあたいがいの場合はその通りにいかないのですが、新米ママとしてはそれ以上でもそれ以下でも悩みの種!
確かに平均的な目安があります。まずはそれをお伝えすると
新生児の場合、一日 8回〜12回くらいの授乳が確かに目安とされています。
これを計算してみると?3時間ごと×8回=24時間となり、「3時間ごとの授乳間隔で」という由来はここにあるのですね。
でもね、これはあくまでも教科書的な考え方。しかも、ミルクの場合も含みます。
ミルクは栄養価は母乳にとても近づいていますが、消化が母乳よりもされにくいので授乳間隔をあけずに飲ませてしまうと胃に負担がかかります。そういう意味でも授乳間隔は3時間おきに、と言われるのですね。
私の子どもなんて、新生児の時母乳だけを与えていましたが、まったく3時間毎になんてなりませんでした。すぐに泣く子だったんです。
あとで新生児の授乳間隔が短い場合と長い場合については触れていきますが、まずは母乳とミルクの場合の違いをまとめますね。
母乳
- 口元全体を使って、力強く吸わないと出ない
- 吸うことが新生児ちゃんにとって疲れる行為
- 疲れるから寝てしまい、1回の数量が少ない
- 消化が良い
- ママの母乳の出具合に飲む量が左右される
- ママの母乳は時間帯によっても出る量が左右される
- 1回に出る量が少ない
ミルク
- 哺乳瓶の乳首は吸いやすい
- ミルクの量をママが調整可能(飲んでくれない時もありますが)
- 消化が母乳よりは悪い
- 安定して最後までミルクが出る
母乳は消化が良い上に、出にくかったり時間帯によって出る量が違ったりして不安定な部分があります。それにくらべてミルクは安定的で消化しにくく腹持ちがいい。
この点をみても、母乳とミルクの授乳間隔が一緒だというのは無理がある話ですよね。
ミルクの消化が悪い分、新生児の授乳間隔としては先ほどもお伝えしたように3時間の間隔を守るべきですが、母乳だとそうはいきません。
では短いとどうなのか?長いとどうなるのか?についてまとめます。
新生児の授乳間隔が短い場合
私の場合も子供が新生児のころ、授乳間隔が短すぎてとても悩んだ一人です。私は一人目を産んだ時、完全母乳で育てたいという気持ちがあった上にそんなにも母乳が出る方でもない・・色々と悩みましたが、結論としては
授乳間隔が短くても気にしない事です!
私自身悩んだので、病院にいったり検診にいくたびに助産師さんや保健師さんにこのことを聞いていました。どの方の答えも、「泣いたらあげてもいいよ。」でした。
離乳食がはじまる頃になると話は変わってくるのですが、授乳だけの時、あまりに短い授乳間隔でも問題はありません。
そして、母乳は、あげているうちにだんだんとしっかり出るようになっていきます。これは私が本当に実感したこと。出るようになった!!としっかり感じたのは1ヶ月後のことでした。
それまでよく泣くから、「足りないんだろうなあ(汗)」なんて不安に思いながらも毎日あげて過ごしていました。でもだんだん出てき始めたので、しばらく母乳をあげ続けていると、量もそれなりになってくることもありますよ!
ただ、ママとしては授乳間隔があかないと休むまもなく疲れてしまいますよね。
そんな時はミルクを足すことも検討しましょうね。私のように意地になってしまうと疲れ果ててしまい、良い結果になるとは思えません。2人目、3人目はミルクも足して育ててとても気持ちが軽くなりました。
新生児の授乳間隔が長い場合
授乳間隔が長くなってしまっても気になるものです。
3時間以上たって、4時間・5時間とあいてしまってるけど、寝てるのを起こしてまで授乳するべきか?せっかく寝てるだけに迷いますよね。
赤ちゃんは4時間や5時間起きない時もありますので、この程度なら起こさなくても大丈夫。私の赤ちゃんは1人目は寝ない子、2人目は勝手に寝て起きない子でしたのでこの心配もあったんです。
助産師さんに相談しても、無理に起こしてまではあげなくていいですよーって言われました!
ただし、赤ちゃんに何か問題が起こっていないかはきちんと見ておきましょうね。呼吸をしていなかったりとか、何か問題を抱えてる場合もかんがえられます。
それから授乳ができなさすぎて体重が増えていなかったり、まったく排尿がない、うんちをしないなども問題です。
そんな時は起こして授乳することも必要になってきます。
普段の生活をする上で気になることがある場合は、すぐに専門家の先生に相談することも必要です。
新生児の授乳間隔、母乳の場合のまとめ
授乳間隔が短い場合でも、長い場合でもママとしてはどちらも気になります・・が、ほとんどの場合
新生児の授乳間隔は、回数にこだわらなくても大丈夫
と言えます。
ただしどんな時もそうであるわけじゃなくて、体重や排泄、病気のせいじゃないかどうかの観察は必要です。
ミルクかどうか?母乳かどうか?でも違うので一概には言えない部分もあるのですが、そこまで敏感にならなくても大丈夫ですよ!
新生児の授乳量について
産院にもよると思いますが、授乳室でどれだけ母乳を飲んだか?目安として授乳前の体重と、授乳後の体重を計りますよね。
私の場合、いつも全然ふえてない事が多かったんです!本当に1gとかそんな世界・・・。
授乳室で、他のママがどれだけ飲ませているか聞いてると順調な人は20gとか40gとか言ってる。
あまりの量の違いに焦る私に助産師さんが、アドバイスをくれました。
「ママも赤ちゃんも、新米!だから今は練習時期ですよ。生まれたて吸うのが上手な子もいれば下手な子もいる。ママの母乳も初めから出る人もいれば、なかなか出ない人もいますよ」
そう言ってくれました。
でも病院では、しっかり助産師さんが量や間隔の母乳指導もしてくれるので、足りない場合はミルクを足したりしてくれる。
じゃあ退院したらどうしたらいいのだ!?と不安も残りました。
そんな時知りたいのが量の目安。
一般的な授乳量はどんな感じかまとめました。
生後1ヶ月までの一回の授乳量は80ml〜120ml。
ただし、新生児の場合、7日目まではこう計算します。
生まれてからの日数×10ml(生まれた日を1とする)
7日目に平均量に追いつくので1回に約80ml〜120mlとなります。
だけど授乳間隔と同じく、母乳は量についてもこううまくはいかないのです。入院中は計ることもできますが、家で計ることは難しいです。
長女の時は、ミルクを足さずに頑張ろうとしていたので、最初はうまく吸えないし、多分母乳もあまり出ていなかったのかもしれません。
吸ったと思ったら寝て、でもすぐ起きて泣く・・・のくりかえし。
量不足の測り方としては、おしっこの量や体重の増加などを見て判断することができます。
関連記事>やっと生後1ヶ月!赤ちゃんの体重の平均は?私の子は3600g!
思ったように体重が増えない、おしっこの量が少ない、泣き止まないなど母乳が足りていないと感じたら、やっぱりミルクを足すことも考えてみましょう。
授乳間隔が短かったり、体重の増えが少し悪かったり、1日の平均よりも多く増えていたり・・・かわいい赤ちゃんのことなのでちょっとしたことが気がかりになるとは思います。
遠慮なく心配なことがあったら検診や、産院の助産師さんに相談するなどして不安を解消していきましょう。ママの心配をよそにすくすく成長してくれることがほどんどですよ♪
編集後記
新生児のうちは授乳間隔一つとってもわからないことだらけで不安だと思います。特に母乳やミルクは赤ちゃんの成長に直結することだけに、気になる度は高いと思います。
そしてよく泣く赤ちゃんなら、授乳間隔が開かなかったり、寝なかったりとママはとてもしんどい時期かもしれません。でも必ず少しづつ授乳間隔があいてきて落ち着く時がきますよ!
- 新生児の授乳間隔は、母乳の場合だと回数にこだわりすぎなくて大丈夫。
- 足りないかどうかは体重の増え方やおしっこの量などをチェックする。
- おっぱいはあげているうちに安定して出るようになる。
- 初めからうまくはいかないもの!焦らずに。
- 心配事あがあったらプロに相談する。
もう戻らない新生児の頃を楽しんでくださいね♪