もうすぐピカピカの一年生!ランドセル選びは楽しみでもあり、迷うものでもあります。
ランドセルのデザインもそうですが、まず迷うのは素材ではないでしょうか?クラリーノ?牛皮?など人工皮革と天然皮革のメリットとデメリット、価格はどうなのか?をまとめました。
小学校6年間を一緒に過ごすランドセルの素材、選ぶヒントにぜひ参考にしてくださいね!
ランドセルの革の代表素材、人工皮革と天然皮革を比較
人工皮革(クラリーノなど)
人工皮革とは、天然皮革を模造して作られた素材です。不織布を基材にして立体的に絡ませ、科学的な樹脂をしみこませることで作られています。強度は強く、吸水性や通気性などいろんな部分について天然皮革に類似させて作られています。一番有名なのはクラリーノですね。
ランドセルで使われる人工皮革で代表的なものは
- 株式会社クラレの「クラリーノ」
- 帝人コードレ株式会社の「コードレ」
- 株式会社FILWELの「ベルエース」
- 東レの「エクセーヌ」
などがあります。
人工皮革のランドセルのいいところ
- 軽い
- 強い
- 型崩れしない
- デザインが豊富
- 水に強い
- 一般的に値段が安い
- お手入れが楽チン
人工皮革のデメリット
- 風合いは天然皮革より劣る
- 高級感がない
- 最終的な耐久性は天然皮革の方が上
技術が進歩し、人工皮革は厚みや柔らかさも現在では自由に変化させることができるようになりました。
長女はクラリーノのランドセルを5年間使用していますが、今のところ型崩れなく、特別なお手入れもしていませんが綺麗な状態を保っています。傷もほぼないように感じるので、傷がつきにくい素材なんだと思います。
ただ使用感も出てきており、角の部分の色が少し剥げてきているような感じになっているので、時間とともに味が出る天然皮革との差はここかな、と感じています。
天然皮革(牛皮など)
天然皮革とは、動物の皮を使った皮です。ランドセルの代表的な素材は
- 牛皮
- 馬のお尻の皮「コードバン」
などです。
天然素材で王様と呼ばれるのは馬のお尻の皮「コードバン」です。お尻ですから(笑)1頭から少ししか取れません。ランドセルかぶせでいうと1頭で2枚分だそうです!
人工皮革は天然を似せて作られてはいますが、使い込むほどに馴染む感じはやはり天然皮革でしか出ない部分です。昔は革というと傷が目立つイメージだったのですが、現在の天然皮革は傷がつきにくい加工がされているものがたくさんあります。
長男は牛皮を選びましたが、表面加工が施されておりすごく傷がつきやすい印象はありません。雨にも思った以上に強いなと感じています。まだ長男は使用期間が短いのでこれからが楽しみです。
天然素材のいいところ
- 使うほど味が出る
- 自然に存在する素材
- 自分に馴染んでくる
- こだわったランドセルが多い
- 高級感がある
天然素材のデメリット
- 重い
- 装飾が少ないものが多い
- 値段が一般的に高い
- お手入れが必要な場合もある
- 加工法によっては傷がつきやすいものもある
- 加工法によって水に弱い
価格の差は?
クラリーノなど人工皮革は一般的に天然皮革よりも安価となっています。
理由は素材そのものも安いという理由もありますが、色をつけるとき、縫うとき、どの工程も加工しやすいという点も挙げられます。
加工が簡単ですから、クラリーノなど人工皮革使用のランドセルの方がデザインやカラーバリエーション豊富なラインナップとなります。
価格の順序は高い順で行くと一般的には
1位 コードバン
2位 牛皮
3位 人工皮革
となります。
・・でも、最近ではランドセルのお店によって価格にすごく差があります。
- デザインが凝ったもの
- 素材に加工が加わったもの
- 機能にこだわったもの
昔とは違い、迷うほどの色とデザインがあり、装飾がすごいです。だから、価格も素材だけで判断できないようになってきています。
ランドセルの革にどの素材を選ぶかは全体のイメージを左右する大切な部分。メリットとデメリットを比較して、まずは素材選びからスタートさせましょう。
素材面、価格面、デザイン面、機能面はもちろん、子供も親も納得できるランドセルを購入し、6年間の学校生活を一緒に過ごしたいですね。
編集後記
ランドセルを選ぶのって、小学校に入学するときだけ。思い出深いものになりますので後悔がないように選びたいものです。
しっかり素材も検討してくださいね!