黒い小さい虫といってもいろいろ種類がありますが、夕方の公園などで大量発生したような集団で飛ぶ黒い小さい虫をみたことがありませんか?
遠くを飛んでるだけならいいけど、しかもこっちに寄ってくる!!かなり嫌な存在のこの虫なに??気になっているけど、はっきりわからないというママ友多数でした!
この黒い虫の正体は、「ユスリカ」という名前です。追い払う方法、駆除方法、人に害はあるのか?いろいろとまとめてみました!!長年の疑問に終止符を打ちましょう〜!
黒い小さい虫「ユスリカ」の特徴
黒い小さい虫の正体は、ユスリカ!
集団で飛んでいる黒い小さい虫は、ハエ目糸角亜目ユスリカ科に属す、ハエの仲間です。
日本では1000種程のユスリカが確認されているそうです。でも、実際はもっとあるのではないかと言われています。世界ではなんと10000種類!すごい数です!
名前の由来は、幼虫が体をゆする様子から「揺すり蚊」→「ユスリカ」となりました。
あれ?蚊?ハエじゃなかったの??
見た目は蚊にも似ていますが、はじめにお伝えした通り蚊の仲間ではありません。ハエの仲間なんです。
※ここで紹介するユスリカ情報は、ほとんどのユスリカにあてはまりますが、種類によっては異なる場合があります。ご了承ください。
ユスリカは人に害を及ぼすの?
ユスリカは人を刺しません。蚊とは違いますし、口は退化しているのです。
心配なのはアレルギーです。喘息や鼻炎の原因となることがあります。もし家の中に入ってしまったらしっかり掃除をして取り除きましょう。
私の子供もアレルギーなので、知っておいてよかったです!
光が大好きなので、お店の中に入り込んだりもします。電灯や店の看板の近くにユスリカの集団「蚊柱」ができる事がありませんか?
ユスリカは目立つもの、背が高いものに寄ってくる習性があります。だから人にも寄ってくる習性があるのです。そこに通った人に群がる事はユスリカの習性なのです。
付きまとってくる感じがするのはそのためなんですね!
ユスリカを追い払う効果的な方法は?
寄ってきたら追い払いたくなりますが、効果的な方法はこれ!自分の周りに寄ってきたら、
- 他の高いものに近づいてみる
- 自分がしゃがんで低くなり、他のものに群がるように仕向けてみる
目立つものや背が高いものが好きなので、他の高いものを見つけてもらいそっちへ群がってもらいましょう。
その他のポイントとしてはこちら。
- 建物に関しては、中に入らないようにするのが一番!
- 外灯は紫外線がでない虫用のランプに変える。
試してみてくださいね!
駆除・退治した方がいいの?
先ほど書きましたが、ユスリカの人への影響はアレルギー症状です。直接刺したりはしませんが、家に入ってきたら駆除した方がいいでしょう。
駆除にはエアゾール殺虫剤を使用しましょう。
でもやはり家には入ってこないように対策するのが一番です。
- 網戸を必ずする。
- 外の電気を紫外線を発しないものに変える。
できる対策から始めましょう!
ユスリカとはどんな生き物か?も調べてみました!次にまとめます!
ユスリカの生態
ここからはユスリカとはどんな生き物か?をまとめます!
ユスリカの発生時期
一番ユスリカを見る時期は、
春から夏にかけて
いろんな種類があるので、種類によっては冬のものもあります。
ユスリカが生まれる場所
溝や川、ドブ川や水路などです!幼虫は泥の中に住み、成虫となって飛び回ります。
発生そのものを防ぐ事が一番だと思いますが、実際はかなり難しいです。幼虫は泥に住んでますから、泥をとるなどで対策はできますが、発生源となる場所が多すぎます。
ユスリカの幼虫
ユスリカの幼虫は、アカムシという赤くて長い虫です。体長は5ミリから1センチ。ボウフラと見た目は結構違うけど、アカボウフラと呼ばれる事もあります。
どうしても蚊と仲間にしたいようですね(笑)でもハエの仲間です!
この子とはまた別です!
泥の中に住み、半分体をだしてゆらゆらします。(種類により、違うものもいます。)体は真っ赤!魚の餌などにもなっていますね。
川の栄養塩類を除去するので、水質改善に役立っているという報告もあります。
ユスリカの繁殖行動
一匹のメスにオスが群がります。集団で飛んでるのは、メスの周りにオスがたくさん集まっているからなのです。
集団をハエの仲間だけど(笑)「蚊柱」とよびます。気になる集団は、繁殖行動によるものなのです!
ユスリカの寿命
幼虫は2年ほどの種類が多く、蛹の期間は数日。そして成虫は一週間も生きないのです。
成虫になったらすぐ死んじゃうのですね・・。
編集後記
そこらじゅうで見かける黒い小さい虫の集団!何だろうと思っていたけどこれで子供達にもしっかり説明できます!ハエの仲間なのに蚊の仲間と言ってしまわないよう気をつけて説明してあげたいと思います!(笑)
ゴキブリも、成虫はよく見るけどいつの間にか増えてる存在ですよね・・。ゴキブリの卵についての記事もよく読まれています!