赤ちゃんが生まれてうれしさいっぱいなんですが、ママの産後の体は、本当はダメージいっぱい。妊娠してからたくさん変化があった約10ヶ月。その変化を元の状態に戻そうと、体はがんばっているのです。
回復をしなければいけないので、しっかり休息をしないといけません。でも正直なところ、赤ちゃんのことで忙しいから、自分にかまってる暇がない!というのも事実ですよね。
暇がないからこそ、意識してママの体が回復できるように過ごす必要があります。産後1ヶ月を過ぎた頃、しっかり体が回復傾向にあることを「産後の肥立ちがよい」と言われます。
この「産後の肥立ちがよい」とはどういう意味なのでしょうか??そして、出産を頑張った自分自身の体。産後の肥立ちが良いとされる状態になるための8か条をお伝えします!
「産後の肥立ち」の意味と由来
産後の肥立ちがよい
「出産後、順調にママの体が回復傾向にある」
産後の肥立ちが悪い
「出産後、ダラダラと不調が続き、体調が元に戻らない」
という意味で使われます。
「肥立ち」とは、「体が肥える(太る)」という言葉が由来です。
昔は出産自体危険なもので、肥える(太る)ことは栄養状態が良くいい方向に向かっているということを意味していました。このことから、日ごとに体の調子が良く変化していくことを表す言葉となったのです。
「肥立ち」は産後だけではなく、病気の人や、子供の成長にもこの言葉を使ったりします。
私も3回、出産を経験しましたが、妊娠って自分でも驚くくらいの体の変化が訪れます。体にとって、この変化を元に戻すのは大変なことなんだと思います。
では、産後の肥立ちがよい状態になる為にはどうしたらいいのか?過ごし方のコツをお伝えします。
「産後の肥立ちがよい」状態になるための過ごし方
出産当日より、約1ヶ月を産褥期(さんじょくき)と呼びます。産褥期を大切に過ごすことで、ママの体の回復につながります。
赤ちゃんが生まれた嬉しさや、お世話の忙しさでいっぱいだと思いますが、自分自身の回復を促すためにしたいことをあげてみました。
1、赤ちゃんが落ち着いているときはママもしっかり休む。
赤ちゃんがご機嫌さんのときは、ママもリラックスして過ごしましょう。
私の子供は、生まれて1〜2週間は賢く過ごしてくれました。ずっとこのままかな?と思ったら、甘くなかった!だんだんとやんちゃになりました。賢くしてくれている時間があるなら絶対にママの休息時間にするべし!ですよ。
2、赤ちゃんが寝ているときはママも寝る時間にあてる。
赤ちゃんによって、よく寝る赤ちゃんと寝ない赤ちゃんがいるかと思います。細切れにはなりますが、赤ちゃんが寝たタイミングでママも睡眠をとりましょう。
夜中も起きて授乳の日々だと思うので、寝れる時に寝る!は鉄則です!
3、なるべくスマホやパソコンをしない!
いろんな影響を及ぼすとされているスマホやパソコン。目と脳が疲れるし、睡眠の質も落ちるそうです。
外出できないし、手持ち無沙汰でついついさわりたくなりますが、休息しなければいけない時期なので長時間はやめておきましょう。
4、買い物などの外出はできるだけ家族にお願いする。
不必要な外出はNG!ママも赤ちゃんもやめておいた方が良いです。
頼れる人がいるなら頼んだり、ネットスーパーで注文するなどして外出は控えましょう。
5、家事も家族にできるだけお願いする。
なかなかほったらかしにできないのが家事です。特に2人目以降は上の子のお世話もあるのでゆっくりできないケースが多いと思います。
でも意識して家事は頼んだり、パパが帰ってくるまで待って手伝ってもらったりして負担を減らしましょう!
6、産褥期はトレーニングなどをしない
産後の体型が気になると思いますが、まだトレーニングはダメ!
1ヶ月検診が終わって、しっかり回復していると認められてからトレーニングをし始めましょう。
7、体の冷えは大敵!体を温めましょう!
女性の体にとって冷えは大敵です。特に産後の体は冷やしてはいけません。
回復の妨げになります。湯船に入ることはまだできないので、冬は湯たんぽを使うなどして体を温める努力をしましょう!
8、ストレスを溜め込まない。
育児や過ごし方など、いろんなストレスも出てくると思います。家族や地域の方、専門のアドバイザーさんなど、相談できる環境をつくりましょう!
特に一人目の出産の場合は、体と心の変化がとても大きく感じます。ママもそうですが、パパも、じいじやばあばもそうです。
初めてのことなので、みんな失敗もしますし、思い通りにもいきません。家族との考え方も違うことが出てくるかもしれません。
でも、完璧を目指さずにできる範囲で頑張れば大丈夫。みーんな一緒に成長すれば大丈夫!
心と体の両面から、ゆったり過ごしてしっかり回復できますように( ´ ▽ ` )ノ
産後に出やすい気をつけたい症状
産後に出やすい症状は以下のとおりです。たくさんありますね・・。症状が出る、でないは人それぞれですが、ひどい・つらい症状がでたら産院や病院へ相談しましょう。
- 後陣痛(子宮収縮)の痛み
- 筋肉痛
- 腰痛
- 肩こり
- 頭痛
- 腱鞘炎
- 骨盤の痛み
- 尿漏れ
- 肌荒れ
- 便秘
- 痔
- 毛が抜ける
- 会陰部切開の痛さ
- 悪露
- 貧血
- 産後のうつ
- おっぱい(乳腺炎や乳首の痛み、色素沈着)
- 体のむくみ
- 脱肛
編集後記
産後はかわいい赤ちゃんのお世話に必死になりがちですが、ママの体はとてもデリケートなことを忘れないように過ごしてください。
ここぞとばかりに、家族にもお世話や家事を素直にお願いしちゃいましょう♪