歯医者さんが苦手!歯は一生残したい!・・だから絶対に虫歯にならないようにきちんと歯磨きして虫歯予防!そんな思いから頑張っているつもりでも、なるときはなってしまう虫歯。
学生の時、矯正して虫歯になりやすい環境だったにも関わらず、しっかり歯磨きをせずサボっていた私。その代償が後にたくさんの虫歯となって現れてしまいました・・。
歯医者さんが苦手な方の中には、虫歯を放置しているとそのうち治るという解釈をしている人もいます。実際は?それでは、虫歯を放置するとどんな影響があるのか、見ていきましょう。
虫歯を放置すると治るの?
虫歯の始まりに対処せず、そのまま放置してしまうと、虫歯はどんどんと奥へ。象牙質→歯髄(神経)部分にまでたどり着きます。その頃には痛みもかなりのものになります。
放置しているとどんどんとミュータンス菌は歯髄の組織を溶かし、腐らせ、歯茎に膿がたまったり、顎の骨にも膿がたまったりします。
そして歯髄には、血管があります。虫歯菌はその血管を通って体の内部へ入ることとなってしまうのです!
虫歯の放置は口の中だけでは留まらない、大変なことになってしまう可能性があるのです!
もちろん、放置のあとに虫歯が治るなんてことはありえません。治るどころか、歯を削るだけでは終わらない可能性があるのです。全身に影響をもたらすのが虫歯なんです!
次にどんな影響が体にがあるのか、まとめました!
虫歯の放置は全身に影響が!
私自身、歯の根っこの病気で歯茎に膿がたまったことがあり、歯医者さんに全身疾患の可能性があるからきちんと治そうね、と言われたことがあります。
幸い、治療により調子は戻り治りましたが、これから先、虫歯が全身に影響があるということをしっかり頭に入れて、定期検診や歯磨きをしっかり行わないといけないなと感じています。
ひどい場合、虫歯からこんな影響も出ます。
関節の手術後の影響?
人工関節をつける手術は、術後の感染を予防することが大事とされていますが、無菌状態を維持できず、感染してしまうと治りにくいばかりでなく再手術が必要となる場合もあるそうです。
その、感染の原因菌の一つが虫歯菌だということが近年の報告で明らかに。口の中にいるはずのミュータンス菌が、感染部分から発見されたのです。
心不全
細菌が心臓に入ると、心臓弁を少しづつ破壊していく感染性の心内膜炎。この病気の原因が虫歯菌である場合があります。心臓の病気を持っている人がなりやすいとされています。
潰瘍性大腸炎のリスクが高まる
原因がはっきりしない難病である潰瘍性大腸炎のリスクが高まると、大学の研究チームが発見したとの発表があります。
虫歯の原因を知ろう!
虫歯の原因菌には数種類ありますが、その中の一つである、ミュータンス菌。ミュータンス菌は砂糖を使って水に溶けないグルカンという物質を作り出します。
これが付着し、作り出すものが「歯垢」です。デンタルプラークとも呼びます。歯垢はミュータンス菌にとって超快適な住まい。ここで暮らすうちにたくさん仲間を作ります。(増殖)
たくさん増えたミュータンス菌は酸を作り、歯を溶かし始めます。歯はとても硬いエナメル質でできているけど、穴があいてきてしまいます。これが虫歯の始まりかたです。
虫歯のセルフチェック方法
虫歯を甘くみてはいけないことがわかりました!歯が痛い、水がしみるなど症状がある場合は早めに歯医者さんに行きましょう!
虫歯を早期発見するため、セルフチェックをしてみましょう!次の項目で当てはまるものがありますか?
- 水がしみる
- 甘いものがしみる
- 歯と歯の間に食べ物がつまる
- 噛むと痛い
- 歯茎が腫れている
- 歯の表面が黒く着色している
- 熱いものがしみる
一つでもあったら、早めに歯医者さんへ行きましょう!
編集後記
虫歯って、すごく気にしていてもなっている時があるんです。歯磨きをしっかりしているつもりだからとてもショックです。
虫歯は全身に影響をもたらしてしまうので、虫歯を早く見つけるのはもちろんですが、できれば虫歯になる前の予防をしっかりしていきたいですね。定期検診にいって、健康な口内を維持しましょう!