出産が初めてなら、陣痛を経験したことがないから怖いし、2回目以降なら、また陣痛か・・と思い出してしまう。陣痛に楽な印象はありません。
陣痛の痛みを乗り切るための11つの「逃し方」を伝授いたします!
正直、陣痛は痛みを伴う場合がほとんど。でも、赤ちゃんに会うためには必要な事。できるだけラクになるように、実践してみてください!
陣痛の痛みとはなに?
まず、陣痛の痛みとは具体的にはどこの、なんの痛みなのでしょうか?
実は、陣痛とは3つの痛みが合わさったものなのです。
痛み1:子宮収縮
子宮はほぼ筋肉。普通の時はゆるゆるしていますが、陣痛時には緊張状態となり、硬くなります。硬くなったりゆるくなったりすることで押し出す力をつくります。この収縮が強くなると痛みを感じます。
※お腹が張るのは弱い子宮収縮です。
痛み2:骨盤の神経を圧迫する痛み
狭い骨盤内を赤ちゃんが通るとき、骨や神経が大きな赤ちゃんの体に押され、圧迫されることで痛みを感じます。
痛み3:産道が広がる時に感じる痛み
「鼻からスイカ」という例えがあるように、赤ちゃんが生まれるために通る道「産道」はとても狭い道です。子宮口、膣、会陰部は赤ちゃんの体の分、大きく広げられます。
出産時はホルモンの関係で伸びやすくなってはいますが、やはり引っ張られる力で痛みは感じてしまいます。
まとめ:陣痛の痛みは
- 「子宮収縮の痛み」
- 「骨盤の神経を圧迫される痛み」
- 「産道が広げられる痛み」
が混ざった痛みなのです。
陣痛の痛みの逃し方
ボールを使った陣痛の逃し方やアロマなどのグッズを使った方法もよく聞きますが、私は病院にそれらのグッズを持っていく勇気もなかったので、簡単に、病院で出来そうなものを中心にお伝えします。
いざ、陣痛がきたら、少しでも痛みを逃すにはどうしたらいいのか?参考にしてください!
前向きに考える
陣痛の痛みはたしかにつらいのですが、つらい、こわいと思っていると精神的にまいってしまいます。
こんなこと言ってますが、私も怖かった一人です。おばあちゃんにこわいなーって言うと、「『案ずるより産むが易し』やで。大丈夫」と言われてすごく安心しました。人生の大先輩のおばあちゃんに言われたことでとても楽になりました!
陣痛は赤ちゃんに会うためには必要なことなので、「もうすぐ会える、大丈夫!」と前向きにとらえましょう。
そしてリラックス
ママが緊張すると、子宮口も緊張して硬くなってしまいます。子宮口は他の原因で開きにくいこともあるのですが、緊張も硬くて広がらない原因の一つですので、リラックスリラックス!
楽な姿勢を見つける
とにかくいろんな体勢を試してみましょう。これが楽ですよ!というものはなく、楽な体勢は人それぞれ。あぐら?よつんばい?それともシムスの体位?出産まで長期戦になるかもしれませんので、自分が一番ラクな体勢を見つけましょう。
腰をさすってもらう
これは有名な陣痛の痛みの逃し方だと思います。私もさすってもらってラクになりました。さすってもらうことはリラックス効果もあるように思います。もしさすってもらうことでラクになるなら、場所やさすってもらい方などを伝えるといいと思います。
何かにもたれる
壁やまくらなど、なにかにもたれてみましょう。痛みがラクになるかも!
何かにしがみつく
椅子の背もたれにしがみついたり、旦那様にしがみついたりすると陣痛逃しになるかもしれません。旦那様も何もしてあげられないことが歯がゆいと思うので、ラクになるなら存分に甘えましょう!
歩いてみる
ベットで陣痛にじっと耐えるのではなく、うろうろ歩くことで気分転換にもなりますし、赤ちゃんもおりて来やすくなります。廊下を歩くなどしてみましょう。
何かを握る
陣痛の痛みを手に集約するような気持ちで、何かを握ってみましょう。ベットの柵や、まくら、旦那様の手など。私も助産師さんの手をずっと握ってた気がします。手に力を入れることで、逆に陣痛部分の緊張が溶け痛みを逃しやすくなります。
体を温める
温まると血がめぐり、緊張がほぐれます。リラックス効果大!腰や背中にはカイロや湯たんぽを使用して温めたり、使用許可がおりるならシャワーを浴びるのもいいですね。足湯や、手を温める手浴もきもちいい!
腰を揺らす・回す
揺らす、回すことでゆっくりストレッチ。ふらつかないように、しっかり足を肩幅くらいに開いて、腰に手を当てて行いましょう。お産を早める効果もあります。
食べる・飲む
エネルギーと水分を陣痛の合間に補給しましょう!
編集後記
陣痛が続く時間、赤ちゃんが生まれるまでの時間は人それぞれで、長く続く人もいます。少しでもリラックス出来て、ラクになる方法を試してください!
赤ちゃんに会える時まであと少し!がんばりましょう!