妊婦なのに高熱・・もしかしたらインフルエンザ?妊娠期間は約10ヶ月。妊娠に気づいてからでも8ヶ月ほどはあるから、寒くインフルエンザが心配な期間に熱が出てしまう可能性っておおいにあります。
もしも妊婦がインフルエンザにかかってしまったらどこに行くのか、どうすればいいのか?お腹の赤ちゃんはどうなるのか?とても心配です。
妊婦さんがインフルエンザの疑いがある場合、何科を受診したらよいのか?そして、治療はどう行っていくのか?をまとめました。
妊婦がインフルエンザにかかったらどこへ行く?何科を受診?
妊娠していない場合でもインフルエンザは重症化する恐れある病気です。だから妊婦さんも同じ。妊娠中は免疫力が落ちると言われているので、さらに心配部分もあります。
重症化するのを防ぐためにも、妊娠中にインフルエンザにかかったかな?と思う熱やだるさを感じたら、早めに治療を行うことが必須です。
いざ病院に行くと決めても、どこへ行くと良いのか?産婦人科に行くべきなのか、それとも内科に行くべきなのか?と言うことじゃないでしょうか?
基本妊婦さんは・・・
これを基本としましょう。赤ちゃんの事、他の妊婦さんへの感染のことなど様々な事を考慮してまずは電話です。
私もインフルエンザにはならなかったものの、風邪で体調が悪くなったことがありましたが電話で丁寧に聞いてくれ、その結果産婦人科を受診したことがありました。産婦人科で薬も処方してもらいました。
実は妊婦のインフルエンザの受診科については様々な意見があります。
そしてこれが正解!と言うものはありません。
妊娠中である以上産婦人科で診察すべきと言う意見、逆に内科的病気であるから内科で診察すべきと言う意見。
妊娠中は胎児の影響を常に考えなければいけないので産婦人科に行くべきと考える事もできるけど、妊婦さんがたくさんいる産婦人科に行くのは危険であるとも言えます。
もともと内科的な病気であるから、やはり内科で受診すべきと言う意見もあります。
これらの意見を総合すると、次のように受診することが多いようです。
明らかに高熱で、家族がインフルエンザなどかなり可能性が高い場合は内科
本当はできれば両面からサポートしてもらえるような体制であることが一番なのですが、なかなかそうもいかないのが現実。
どちらで受診するにしても、必ず電話などで事前に受診方法を確認するようにしてください。
内科で受診する時は必ず、今の状況・妊娠してどれくらい経つのか?など医師に伝わるようにする事も大切です。
妊婦のインフルエンザの治療について
基本的には妊娠中でも妊婦じゃなくても、インフルエンザの治療法は同じ。薬による治療となります。
インフルエンザの治療に使われる薬は抗インフルエンザ薬のタミフルなどです。妊娠中に抗インフルエンザ薬を飲むことによる副作用はほとんどないと報告されています。
参考:抗インフルエンザウイルス薬投与妊婦の出産と小児に対する 特定使用成績調査
気になるインフルエンザの胎児への影響については下記記事をどうぞ!
知っておこう!妊婦さんがインフルエンザに感染。どう影響するの?
現在はインフルエンザの重症化のリスクと、薬を飲むことによる副作用のリスクを比べると、重症化のリスクの方が高いと言えますので、症状によるところもありますが、薬を処方されることが多いです。
妊娠中に薬は使わないほうが良いのではないかという不安な気持ちはあると思いますが、自己判断で薬を飲まずにいると、かえって症状が長引き、重症化する恐れがあります。
薬を使ったほうが良い場合もあるのでインフルエンザの可能性がある場合は早めに受診して、薬を使うかどうかの判断を仰ぐようにしましょう!
抗インフルエンザ薬は発症してからなるべく早め(48時間以内)に服用することで症状の悪化を抑えることができます。
薬の効果を発揮するためにも、疑いがあったら迷わず早めに受診することが大切です。
編集後記
インフルエンザは症状がつらいけど、妊娠中となると薬を飲むかどうかがとても迷いますよね。私も妊娠中に体調が悪くなるとヒヤヒヤしてました。
でも妊娠中はママの体もいつもとは違う状況です。自己判断は危険な状況を招くことがありますので、インフルエンザにかかっても慌てずに、早めに受診してくださいね。