「先生に手紙を書きたいけど、何を書けばいいかわからない!」
うちの子も卒業前にそう言ってきました。3人の子どもを小学校から送り出してきましたが、毎回この手紙には一緒に頭を悩ませた記憶があります。
最初に子どもが書いてきた下書きを見ると、内容が薄い・・「ありがとうございました」「中学校でも頑張ります」「忘れません」
気持ちはこもっているけれど、よくありがちな、どの子が書いても同じやん、っていうような内容になってしまっていました。
でも、3つのパートに分けて考えたら、意外とすんなり書けたんです。そこからさらに「自分と先生だけのエピソード」を入れることに気づいてから、子どもの手紙がぐっと変わりました。
この記事では、小学生が先生に書く手紙の「書き方3ステップ」と、卒業・離任シーン別の例文をまとめています。子どもと一緒に読みながら使ってもらえたら嬉しいです。
先生への手紙書き方3ステップ
私自身、結構難しく考えてしまっていたのですが、実は簡単に考えた方が良い手紙になることに気がつきました。私も迷いながら辿り着いたのですが、次の3つのパートに分けて考えるだけで、まとまった手紙になりました。
ステップ1:書き出し(感謝のひと言)
最初に、お世話になったことへの感謝を一言入れます。シンプルでOKです。
- ○年間、大変お世話になりました。ありがとうございました。
- 先生のクラスで過ごした○年間、本当に楽しかったです。
ステップ2:エピソード(自分と先生だけの思い出)
ここが一番大切なパートです。
先生はクラス全員から手紙をもらいます。
「ありがとう」「頑張ります」だけでは、どうしても似たり寄ったりになってしまいます。先生の心に残る手紙にするには、自分と先生だけが知っている具体的な思い出を入れることが大事です。
それ考えるのが難しい?そうですよね。でも、多分ありますよ笑
うちの子も最初は「特にない」と言っていましたが、一緒に考えていくうちに次々と出てきました。思い出は頭の中に眠っているだけで、ちゃんとあります。聞いてみてあげてください!
エピソードが思い浮かばないときの質問リスト
- 先生に怒られたこと、注意されたことはある?(意外とこれが書きやすい!笑)
- 先生に褒めてもらって嬉しかったことは?
- 授業や行事で先生が言ってくれた言葉で覚えているものは?
- 休み時間や給食のとき、先生と話したことはある?
小さなことで大丈夫です。むしろ小さなことほど、先生も「覚えていてくれたんだ」と喜んでくれます。
エピソード部分の例
- 運動会のリレーで転んだとき、先生が「よく最後まで走った」と声をかけてくれたこと、嬉しかったです。ずっと忘れません。
- 算数が苦手で諦めていたとき、放課後に一緒に残って教えてくれました。あのとき諦めなくてよかったと思っています。
- 遠足のとき、おなかが痛くなってこっそり話したら、静かに保健室まで連れて行ってくれたこと。
- 折り紙をどの先生よりも、たっぷり使わせてくれて楽しかったです。
などなど・・色々でてきますよ!
ステップ3:結び(これからの自分・先生へのエール)
最後は、中学校への抱負や先生へのひと言でしめます。
- 中学校に行っても、先生に教えてもらったことを忘れずに頑張ります。
- 先生もお体に気をつけて、これからもたくさんの子どもたちを笑顔にしてください。
この3ステップで、かなりまとまったお手紙がかけます。
シーン別 例文
① 卒業するとき(担任の先生へ)
○○先生へ
○年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
先生のことで一番覚えているのは、(自分のエピソードを入れる)ことです。あのとき先生が(言ってくれた言葉・してくれたこと)は、今でもよく思い出します。
中学校に行っても、先生に教えてもらったことを大切にして頑張ります。先生もお元気でいてください。
○○(自分の名前)より
エピソード部分の入れ方の例
- 「図工の時間に、先生が私の絵を一番最初に褒めてくれたこと」
- 「クラスで揉め事があったとき、先生が怒らずにみんなの話を聞いてくれたこと」
- 「運動会の練習で諦めそうになったとき、先生だけが声をかけてくれたこと」
もっとちょっとしたことでもOK!普段の生活の中でのできことで十分です。
② 転任・離任する先生へ
先生が別の学校に異動するときに手紙を書くこともあります。うちの子も経験しました。
「卒業」ではないぶん、どう書けばいいか迷いますが、構成は同じで大丈夫です。「先生がいなくなることへの気持ち」を素直に書いてOKです。
○○先生へ
先生が別の学校に行かれると聞いて、とても寂しいです。
(自分のエピソードを入れる)
私はずっと○○先生のことが大好きです。新しい学校でも頑張ってください。ありがとうございました。
○○(自分の名前)より
離任の場合は、「寂しい」「大好き」という素直な気持ちを書ける場面なので、少しくだけた表現でも温かく受け取ってもらえます。
我が子は、自分が大好きだった先生が卒業までにいなくなりました。頑張ってお手紙を書いていました。
手紙を書くときの小さなコツ
手書きで書こう
メモやスマホで下書きしてもOKですが、先生に渡す本番は手書きにしましょう。手書きの文字はそれだけで特別な意味を持ちます。
字が汚くても、読みづらい字でも手書きにはすごいパワーがあります♩
便箋と封筒はシンプルなものを
キャラクターものや派手なデザインもかわいいお手紙にはなりますが、白や淡い色のシンプルなものが無難です。100円ショップでも十分きれいなものが揃っています。
先生が好きなキャラクターがいる場合は、それに合わせるのもありですね。
宛名の書き方
封筒の表には「○○先生へ」でOKです。裏には自分の名前を書きましょう。
渡すタイミング
卒業式当日、式の前後が一般的です。転任・離任の先生へは、離任式の日に渡すのがベストです。
もしもお別れ会等ある場合は、その日でもいいでしょう。
まとめ
先生への手紙で一番大事なのは、「自分と先生だけのエピソードを入れること」です。
「ありがとう」「頑張ります」「忘れません」でも気持ちはこもっていてるとは思いますが、似たり寄ったりになってしまいます。
先生の記憶に残る手紙は、クラスの誰も書けないその子だけのエピソードが入っているものです。
最初は「特にない」と言っていたうちの子も、一緒に思い出を掘り起こしていくと次々と出てきました。
「こんなん書いていいの?」と言っていましたが、小さなことほど先生も覚えていて喜んでくれます。
ぜひ子どもと一緒に、「先生との思い出」を話しながら手紙を作ってみてくださいね。

