爪に黒い縦筋がある・・。これ、私の悩みでもあります。普段からずっと気にしているわけではないのですが、ふと爪を見れば黒い縦筋があり、見れば見るほど目立つような気がしてきます。
ただ爪に黒い縦筋があるだけならいいのですが、もしかして何か病気がかくれている可能性はないのでしょうか?考えるだけでは疑問を解消できないので、きちんと調べてみることにしました!もしあなたが、爪の縦筋について気になっている場合、参考にして欲しいと思います!
爪に黒い線で薄い縦筋・・意外に目立つから気になる!原因は?
爪の根元から縦筋が入ってしまった状態のことを「爪甲色素線条」といいます。
爪の縦筋となって現れる黒い線の色の原因はメラニン色素です。何が原因でこの縦筋が入るようになってしまうのでしょうか?調べると様々な原因があることがわかりました。
外部の刺激による縦筋
外部刺激により爪母(そうぼ)部分にあるメラノサイト(色素細胞)が活発になり、増加することで黒色に変化します。
そして、爪の成長と共に縦筋がはいってしまいます。
ギターの演奏など、繰り返し外部から刺激があるとなりやすいとされています。
内服薬による縦筋
一部の薬は、爪の縦筋の原因となる場合があります。薬によるものであれば、薬の使用をやめると爪の縦筋は次第に消えます。
「できもの」による縦筋
ほくろが爪母にできることによって、ほくろの色となっているメラニン色素が爪を黒くすることがあります。
ほくろ以外にも、爪母の近くにできものができると爪に黒い縦筋が入ることがあります。できものには良性のものと悪性のものがあるので注意が必要です。
病気のよる縦筋
水虫や湿疹などの影響で、爪母が刺激されメラニンを生成することもあります。
悪性黒色腫という病気や、アジソン病、ウィルソン病、代謝異常などが考えられます。
悪性黒色腫
「メラノーマ」とも言われ、ほくろのガンのことです。
色素を作り出すメラノサイトという細胞がガンとなってしまう病気です。足の裏や手のひらなどにできることも多いメラノーマですが、爪の元となる部分にできた場合、爪の縦筋となって現れます。
アジソン病
「慢性副腎皮質機能低下症」という病気で、体にとって必要な副腎皮質ホルモンが十分な量を分泌できなくなる病気です。
この病気の場合、出る症状は様々なんですが、その一つとして爪が黒くなってくる、というものがあります。
ウィルソン病
体に銅が銅が溜まってしまうことで起こる病気ですが、これも爪が黒くなってくるという症状が出る場合があるようです。
爪の縦筋・病気かどうかの判断
上記のように黒い爪の縦筋にはいろんな原因が考えられます。病気であることも考えられ、怖いものもあります。
病気であるかどうかの判断は、きちんと医師の診断が必要ですが、調べている中でわかったことをまとめておきます。
★爪の黒い縦筋の状態
- どの爪に縦筋があるのか?全部の指の爪なのか、もしくは1本だけなのか。
- 色はどうか?濃いか、薄いか。
- 縦筋の幅はどうか?太いのか、細いのか。
- 変化があるのかどうか。
★爪の黒い縦筋が1本や2本で一部のみの場合は、メラニン色素の影響である場合がほどんどで経過観察との診断が下される場合が多い。
今後、変化がないかをしっかりと見ておく。
★爪全体に縦筋の症状がある場合や、縦筋の色がだんだん濃くなったり大きくなったりする場合は病気の可能性があるので検査をして判断する。
上記はあくまでも、いろんな資料や情報を私がまとめたものです。
症状や原因は人それぞれ違うので、自己判断は危険です。心配なら必ず病院に行ってくださいね。受診して何もなければ安心できます。
編集後記
「爪は健康かどうかを映し出す鏡」と言われているそうです。自分の体が健康かどうか、とても敏感に反応するんだとか。
私にも写真のように、爪に縦筋がありますが、長年変化がなく色も薄めなのでしばらく経過を観察しようかと思います。
それと同時に、自分の体を少しでもわかるため、爪チェックをできるだけ多くしていこうと感じました。
手や爪は人に見られる部分でもあります!ケアと観察をしっかり行いましょう!